概要
輝いていたんじゃない。紐づいていなかっただけだった。
三十九歳、軽貨物配送員。借金あり、独身、一度倒れて立て直しの途中。
俺がよく考えるのは「あの頃に戻れたらな」だ。あの頃、というのは小学六年生。運動神経は学校で一番、勉強もできて、親友が二人いて、毎日が楽しかった。
戻った。一九九九年四月、始業式の朝。
そして一年かけて、一つずつ気づいていく。俺は学年百人の顔と名前を今でも言える。それなのに、誰が何を思っていたかを一つも知らない。
卒業間近、親友の二人に聞かれる。
「なんで来なかったの」
有志の卒業旅行に、俺だけ声がかかっていなかった。
俺がよく考えるのは「あの頃に戻れたらな」だ。あの頃、というのは小学六年生。運動神経は学校で一番、勉強もできて、親友が二人いて、毎日が楽しかった。
戻った。一九九九年四月、始業式の朝。
そして一年かけて、一つずつ気づいていく。俺は学年百人の顔と名前を今でも言える。それなのに、誰が何を思っていたかを一つも知らない。
卒業間近、親友の二人に聞かれる。
「なんで来なかったの」
有志の卒業旅行に、俺だけ声がかかっていなかった。
はじめまして。無能と鑑定された校正者が世界の誤植に赤字を入れる話です。読んでいただけたら嬉しいです。
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