概要
ろくでもない私をそれでも信じてくれる人――彼の為にできる事って何だろう
『雪の妖精』『ハイドランド王国の至宝』と謳われてきた王女オーレリアの評価は、一年前に起こった内乱を機に一変した。
美しいだけ、贅沢と我がまま三昧の無能王女、内乱の陰の首謀者と評され、国中から嫌われることとなったオーレリアに来た縁談は、北海の蛮族の若き覇者、血塗王の異名を持つストゥルツから。
獣の毛皮をそのまま身にまとって土中に住まい、近海を通りかかる船を襲って生きる貧しいヴォーバリアの民。その王たる彼が当初望んでいたのは、しかもオーレリアではなく、オーレリアの憧れと嫉妬の対象である異母妹だった。
血を分けた兄弟でありながら憎み合う兄に、今度はヴォーバリアに行くよう命じられ、オーレリアは世間を欺くために身につけた仮面を脱ぎ捨てる。
「全部嫌がらせだもの。何がなくたって私が美しいことは
美しいだけ、贅沢と我がまま三昧の無能王女、内乱の陰の首謀者と評され、国中から嫌われることとなったオーレリアに来た縁談は、北海の蛮族の若き覇者、血塗王の異名を持つストゥルツから。
獣の毛皮をそのまま身にまとって土中に住まい、近海を通りかかる船を襲って生きる貧しいヴォーバリアの民。その王たる彼が当初望んでいたのは、しかもオーレリアではなく、オーレリアの憧れと嫉妬の対象である異母妹だった。
血を分けた兄弟でありながら憎み合う兄に、今度はヴォーバリアに行くよう命じられ、オーレリアは世間を欺くために身につけた仮面を脱ぎ捨てる。
「全部嫌がらせだもの。何がなくたって私が美しいことは
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