学園ミステリもの。
小さなものから大きなものまで、学校の中で起こる怪事件・珍事件を、いつも眠たげに「ふわぁ」とあくびをしている女生徒「島野つむぎ」が解決する。
「ふわぁ」探偵は僅かなヒントから一直線に解が導き出せる天才肌で、他の生徒がどれほど証言・証拠を集め、頭を絞って精査し推理を頑張ろうが、「ふわぁ」には勝てない。
同じものを見ていても、つむぎちゃんには、千個の証拠の中から必要なものだけが浮き上がって見えるのだ。
探偵つむぎはだいたい寝ている。
成績面でもぬかりない。開校以来ではなかろうかという好成績をマークして、テストもほぼ満点である。授業中ずっと寝ているくせに。
ギフテッドつむぎ。
右往左往している下界の者どもを知らぬげに、だいたい寝ている。本当に寝ている。高速回転している頭脳が強制的に休憩を求めるのだろうか。推理を喋ってる途中でも、立ったまま、いきなり落ちる。
そんなつむぎちゃんもお年頃である。気になる男の子がいるようだ。
いないだろ? いや、いるよ。多分ね。
そこだけは初心者マークだ。
自分ばかりではなく、彼の気持ちもいることなのだから。
(本編)「探偵つむぎはだいたい寝ている」
https://kakuyomu.jp/works/822139842132897967