概要
『俺は気にしない』そう言うと、なぜか彼女が曇る
王国騎士だった俺は、魔族に襲われた聖女を庇い、その身に強力な呪いを受けた。
呪いによって魔力はまともに扱えなくなり、身体能力も全盛期には遠く及ばない。
さらに「魔族の呪いを宿した危険人物」として騎士団を追われ、王都からも遠く離れた辺境の村へ追放された。
それでも、俺は剣を捨てなかった。
朝になれば剣を振り、村人の畑仕事を手伝い、時々現れる魔物を追い払う。
騎士だった頃ほど強くはないが、案外悪くない生活だった。
そんな暮らしを数年続けたある日。
聖女が突然村へやってきた。
「ここを聖地にします」
「……なんで?」
どうやら彼女は、俺が自分を庇ったせいで人生を失ったと思い続けているらしい。
俺としては自分で選んだことなので、今さら恨んでもいない。
だから、
「別に気にす
呪いによって魔力はまともに扱えなくなり、身体能力も全盛期には遠く及ばない。
さらに「魔族の呪いを宿した危険人物」として騎士団を追われ、王都からも遠く離れた辺境の村へ追放された。
それでも、俺は剣を捨てなかった。
朝になれば剣を振り、村人の畑仕事を手伝い、時々現れる魔物を追い払う。
騎士だった頃ほど強くはないが、案外悪くない生活だった。
そんな暮らしを数年続けたある日。
聖女が突然村へやってきた。
「ここを聖地にします」
「……なんで?」
どうやら彼女は、俺が自分を庇ったせいで人生を失ったと思い続けているらしい。
俺としては自分で選んだことなので、今さら恨んでもいない。
だから、
「別に気にす