冒頭の「背後を振り向く」という不穏な導入から、一気に怪異ものへ引き込まれるのに、主人公が鼻毛を七・二ミリとひたすら測定しているせいで妙な可笑しさが生まれている。
そして何より、「よろしくお願いします👶」の破壊力がすごい。
普通なら背後から怪異に声をかけられれば振り向くところを、この男は「測定の邪魔だから」という理由で怪異を完全に無視する。
このズレが最高にシュールで、怖いはずなのにじわじわ笑えてしまう。
怪異そのものはしっかり不気味なのに、主人公の妙な平常心と鼻毛への執着が恐怖を絶妙に壊してくる作品。
ホラーと不条理コメディの噛み合わせがクセになります。
鼻毛男、強い。👶も強い。