この物語は、三百年の孤独を生きる人狼・カミヤと、行き場を失った少女たちが、夜の闇の中で一瞬だけ交錯し、また別れていく物語です。
傷口から銀色の粒子をこぼしながら再生する不死身の男と、泥の中でもがきながら「助けて」と叫んだ少女。 彼らが原付バイクで走り抜ける、一夜限りの逃避行の空気感を描いていければと思っています。
もし、夜の海や、古い灯台や、影から現れる狼たちの気配に惹かれる方がいれば、ふらりと立ち寄っていただけると嬉しいです。
不器用な狼と、しぶとく生きようとする彼女たちの旅路を、どうぞよろしくお願いします。