新しい物語は、生まれ故郷の村おこしです。継体天皇から源範頼、若泉敬につながる歴史を縦糸にして、地元の伝統産業、和紙、漆器、焼き物、打ち刃物を横軸にてんかいさせます。
「本作は、福井県越前地方の歴史や風土に想いを得たフィクションです。登場する人物、団体、名称等は架空のものであり、実在の人物や事件とは一切関係ありません。ただし、この地に流れる『志』への敬意を込めて執筆いたしました。」
第1章:帰郷、泥と酒の洗礼
第2章:二つの「I」 —— IdentityとIntegrity
第3章:聖域のハブ —— 志の積層(東庄境の歴史的背景)
• 【第1節】浄安寺の静寂と、源範頼の「隠された器」
• 【第2節】継体天皇の「治水」と、川上御前が遺した「白」
• 【第3節】紫式部が歩いた道 —— 和紙に託した千年の孤独
• 【第4節】孤高の砦、今立郡池田町 —— 佐々木小次郎、天狗党、そして能の面
• 【第4.5節】潜伏の聖域 —— 龍馬と三岡八郎、浄安寺の密議
• 【第5節】蓮如上人と「南無阿弥陀仏」の威力 —— 泥の中から湧く自尊心
• 【第6節】現代の国宝と、国家の設計図 —— 岩野市兵衛と天谷直弘
• 【第7節】銀座の窓と、八幡神社の「のっぺらぼう」
第4章:漆と繭の王国 —— 大橋弥平、土の支配者
• 第1節:漆かきの元締め —— 樹の血を司る男
• 第2節:白い黄金 —— 養蚕の萌芽と村の礎
• 第3節:浄安寺の檀家総代 —— 信仰と秩序の守護者
• 第4節:仕込まれる「誠実」 —— 酒席の対立と継承
第5章:銀座の「窓」 —— 越前を世界へ繋ぐ戦略拠点
• 第1節:並木通りのアンテナ —— 伝統工芸の「再定義」
• 第2節:和紙の「アンテナショップ」 —— デザイナーたちの聖地
• 第3節:母の遺志 —— ICUの精神が作った「窓」
• 第4節:静江の守る「灯火」 —— 誠二への共鳴
第6章:翻訳の完成—— 堀り起こされた「光」
第1節:霧の中のタイプライター
1)「いいところ」言語化
2)雪絵の無言の支え
第2節:銀座からの反響――「窓」が開く瞬間
第3節:黑い目の訪問者たちーー言葉が肉体をもって現れる時
第4節:掘りだされた「いいところ」 —— 村の人々の覚醒
第5節:聖域の回廊 —— 誠二が綴った「越前の魂」
1. 東庄境の核心 —— 祈りと悲劇の浄化
2. 職人の宇宙 —— 手仕事の聖地(里めぐり)
3. 歴史と物語の源流 —— 偉人たちの足跡
4. 剣と美の伝説 —— 佐々木小次郎の里
誠二が遺したプロモーションの結び
第7章:永遠の掘り出し物 —— 継承される「いいところ」
1. 響き合う「里」の声
2. 子や孫へ、そしてあなたへ
3. 終幕:掘りだくさんの人生