文學界新人賞には、去年投稿できなかった。したかったけど出来なかった。去年、21の僕は芸人を始めて、ネタを書いてライブに出ながら、とは別に仕事もしながら、小説も書いていた。一時期五人組でコントをやろうとした。かなり気合いを入れたプロジェクトだったが結局空中分解。数が月の時間のロストをしたのだけどその頃から、明らかに実生活において風呂敷を広げすぎた確信が産まれた。1個ずつ、生活でプライオリティの高い順に物を進めようと思い直して投稿は諦めていた。このように言い訳をこぼすばかり、取りも直さず、僕は怠け者である。輪をかけて怠け者である。
僕は今年に入ってもう一度書きかけの小説を書き進めだした。九月中に投稿せんと欲して、あの小説は17のときから考えていたから最早呪いの面を帯びていて、お焚き上げがしたかったんだ。急いで書いた。急いで書いたもんだからろくに遂行もせずに書き上がったままに8月投稿してしまった。絶対通らない。一体今までの時間はなんだったんだ。全く、僕はとんだ怠け者である。
しかし、これで余裕が生まれた。なので、今度もまた新たなる決意表明を発したいと思う。
これまた17のときから書きたいと思ってたラノベがある。章立ての、キリのいいとこまで書いたら週一で投稿したい。そして、ストックを投稿し終えたタイミングでまたスムーズに次のストックを投稿出来るように執筆計画を組んで習慣をつけたい。
その為にも今はプロットを煮詰めたい。
僕は別にこの小説で売れたい訳でもない。僕は高校を中退していて、バイト以外は外に出ない生活をしていた中で沢山の夢を見ていた。芸人で売れることや小説でお金を稼ぐこと、未だに夢を見るほど根性のある僕ではないのだけど、僕はせめてあの頃の幼気な自分を供養したい。
ともかく、1年後僕はどこまでやりたいことを実践してるか分からないけど、ここに宣誓する。