ども。
新規小説がある程度できました。
先に言っときます。ドマイナーな分野です。マジで興味ない人には興味ない分野です。でも百合です。TS百合です。
タイトルは、
『終曲(フィナーレ)を焼べて』
です。
ダーク要素満載の現代物語っすね!
正直、サクッと読みたい人とか流し読みする人には向いてないかもです。
元々、私自身が詩文的な文章を書くのが好きなので地の文8割、会話文2割ぐらいになる比率で書いちゃってるんですよね。
なのでテンポよく会話で進む作品というよりは主人公の知覚、呼吸、内面、傷、火、声、そういうものをじっくり追っていくタイプの作品になります。
逆に、そういう文章が好きな方には刺さる……かもです。
今回の題材は、
「歌」
です。
今回、「火」「合図」「懐古への反逆」「自分の声を取り戻す」
といったイメージを出発点に、現代ダークファンタジーとして再構成しています。
舞台は、正しい歌しか許されない世界。
人の声や歌に込められた感情が、物理的な炎となって現れる世界で、新しい歌は危険なものとして禁じられています。
許されているのは、過去に安全だと認められた古い名曲だけ。
新しい歌は、冒涜歌として取り締まられる。
そんな世界で、主人公は「終曲」と呼ばれる仮面の歌姫として生きています。
彼女は、自分の歌を持ちません。
他人の名曲を完璧に再演するためだけに作られた、懐古省公認の兵器です。
命じられた歌を歌い、命じられた火を放ち、命じられた敵を黙らせる。
それだけの存在だった彼女が、ある夜、地下のバーで禁じられた一曲に出会いま
す。
聴いたこともないはずの歌。
知っているはずのない旋律。
なのに、喉が次の音を知っている。
その瞬間から、彼女の中で消されていた何かが燃え始めます。
これは、仮面を被せられた少女が、自分の声を取り戻していく話です。
同時に、火を恐れる世界で、それでも火を上げる話です。
かなり重めです。
湿度も高いです。
百合要素もあるって言いましたが、綺麗な救済というよりは、過去と未来に挟まれて、執着と嫉妬と憧れがぐちゃぐちゃに絡むタイプです。
明るく楽しい物語ではないです。
けれど、ただ暗いだけの話にはしないつもりです。
傷を焼いて塞ぐような痛みと、そこからもう一度立ち上がる火。
誰かの歌しか歌えなかった存在が、最後に自分の名で歌う瞬間。
そういうものを書きたいと思っています。
読む人は選ぶと思います。
でも、刺さる人には深く刺さる作品にしたいです。
よければ、読んでいただけると嬉しいです。