お世話になっております。
『現幻の境界に手を染めて』第二章も、いよいよ終盤に差し掛かってまいりました。
本日公開した「第21話:恋情と策情の果てに」について、少しだけ補足させてください。
この話はある意味で、真澄の策の“被害者”である佐々木陽翔を主役にした
『白燐の毒深に手を出して』の“後日談”ともいえる内容になっています。
『白燐』は、非常にモヤモヤの残る形で幕を閉じました。
それは、陽翔にとって“すべて”だった出来事が、
真澄にとっては“ほんの一部”でしかなかった、という差から生まれたものです。
でも――
「やっぱり、あのままじゃ陽翔がかわいそうだな」と、ふと思いまして。
今回の第21話は、そんな気持ちから構築した一幕です。
結果として、いつもよりだいぶ長めの話になりました。
他の話が1500〜3000字前後なのに対し、今回は約5000字。
そのぶん、私自身の熱量も込められた、お気に入りの話となりました。
もしお時間がありましたら、ぜひ読んでいただけると嬉しいです。
今後とも、どうぞよろしくお願いいたします。