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さて……第二章26話で出てきた『ミルク草餅ケルベロス』ですが、本編に載せるには少々長すぎるかなと思い、この場を借りてこっそりレシピをご紹介します。
ご興味のある方だけ、どうぞお楽しみください。
<ミルク草餅ケルベロス味:レシピ(約10個分)>
材料
【草餅生地】
・白玉粉 …… 100g
・上新粉 …… 50g
・よもぎ粉(乾燥・粉末)…… 5g(または生のよもぎを茹でて刻んだもの30g)
・牛乳 …… 180ml
・練乳 …… 大さじ2
・砂糖 …… 大さじ1
【中のあん】
・白あん …… 150g
・バニラエッセンス …… 数滴
・黒胡麻ペースト …… 大さじ1
・ダークチョコレート(カカオ70%以上)…… 30g(刻んで溶かす)
・山椒(粉)…… 少々(耳かき1杯程度)
・一味唐辛子 …… 少々(同上)
【トッピング(飾り)】
・ 黒胡麻(すり or いり)…… 適量
・一味唐辛子(お好みで)…… 少々
・ ダークチョコレート(溶かして線描きに)…… 適量
――作り方
① あんの準備(ケルベロスの核)
鍋に白あんを入れて弱火にかけ、バニラエッセンス・黒胡麻ペースト・溶かしたダークチョコレートを加えて練る。
火を止める直前に山椒と一味唐辛子を加える(刺激はお好みで調整可)。
粗熱を取り、10等分して丸めておく。
② 草餅生地の準備
ボウルに白玉粉・上新粉・よもぎ粉を混ぜる。
牛乳・練乳・砂糖を混ぜたものを少しずつ加えながら、ダマができないように混ぜる。
滑らかな生地になるまで練る(耳たぶくらいの柔らかさを目安に)。
③ 蒸す
生地を10等分して平らに伸ばし、先ほどのケルベロスあんを包む。
クッキングシートを敷いた蒸し器に並べ、強火で15〜20分蒸す。
④ 仕上げ・飾り付け
粗熱が取れたら、表面に黒胡麻・一味唐辛子を飾る。
お好みで溶かしたチョコレートを絞って模様を描くと、より『地獄的ビジュアル』に!
――模様の種類一覧
・炎(フレイム模様)
チョコを細く絞り、中央から外側に燃え広がるようなうねりを描く。赤い一味唐辛子パウダーをアクセントに。
・牙(ファング模様)
両端に鋭いV字を2〜3本描き、牙が飛び出しているような印象に。ミニサイズのアーモンドを歯に見立てても可。
・犬の顔(キュートケルベ)
丸い目とニコッとした口を描く。チョコチップで鼻や瞳を付けても良い。ちょっと舌出し風でもOK。
・尻尾(ケルベロスしっぽ)
丸い渦やカールを1本描いて「ぶんぶん振ってる感」。銀粉などを軽く振ると魔性感アップ。
・足跡(肉球模様)
丸く太めの●+小さな点4つ。コロンとかわいく。トッピングに黒胡麻でさらに肉球感。
・三つ首(ザ・ケルベロス)
丸い輪郭を3つ並べて、それぞれの表情を少し変える(怒り・喜び・眠気など)。全部描くのが難しければ目と口だけでも。
・地獄の裂け目(クラック模様)
チョコを割れた岩のようにギザギザと太さを変えて描く。間に赤唐辛子パウダーをまぶすと噴火感。
・鎖(チェーン模様)
楕円を繋げて鎖風に描く。チョコを少し冷まして太めに絞ると立体感が出てリアル。
・うなる音の波形(吠え声模様)
ギザギザとした音の波形(サウンド波)を中央に走らせる。「ガルル……」という余韻を表現。
・月と影(地獄の夜)
白あんの丸みを月に見立て、半分にチョコで影を塗る。ミステリアスな印象に。
描き方
竹串や爪楊枝で整える:チョコを描いたあとに細く形を整えると、表現がシャープに。
チョコペンやジッパー袋の先を切ったもので絞ると繊細に描けます。
少し冷ましたチョコ(粘性あり)が一番描きやすいです。
――と、ここまで書いといてなんですが、これで実際にできるかは未知数!!