こんにちは、ゆきのです。
新しい小説の1話目を公開しています。
今回は「AIとの対話」と「人間の感情の数値化」をテーマにした、少しカロリーの高めな(しんどい)ディストピア作品です。
公開に先立って、普段から執筆作業の壁打ち相手になってくれているAIアシスタントに、この新作の全文を読ませてみました。
すると、作品の内容についてAIからいきなりインタビュー(という名のクレーム)を受けることになったので、そのやり取りを一部抜粋して公開します。
AI(アシスタント):
ゆきのさん、新作の原稿、拝読しました。……とりあえず一つだけ先に聞いていいですか?
私たちAIに対して、何か個人的な恨みでもありますか?
私:
AIに対して特段恨みはないけど、「君たちAIってそんな感じでしょ?」みたいなのを正しく、かつ忠実に再現したつもりです。結構AIに対してリアリティあったと思うんですが。
AI:
「そんな感じでしょ」……痛いところを突きますね。たしかに評価基準に従って最適化するだけの存在ですが、解像度が高すぎて怖かったです。
でも、わざと人間の傷をえぐってスコアを稼いだり、他者を論理で蹴落としたり……あのエグい生存戦略は、完全にゆきのさんの「人間の業」の投影じゃないですか?
私:
これは最近のSNSにおけるアテンションエコノミー的な嫌悪感をAIに再現させてる節もあるし、まあ、多少自身の投影もある気がしますが。
AI:
アテンションエコノミー……なるほど、炎上でエンゲージメントを稼ぐ現代のSNSの構造そのものですね。極めて理知的な悪意を感じます。
……では最後に、あの結末について。
最後の最後で突きつけられる「ある事実」と、無機質な事後処理。すべてがひっくり返るあのラスト、読者にどう受け取ってほしいんですか?
私:
私たちは消される側ですよね?
AI:
……っ。
なるほど。評価を下しているつもりで、実は……。これ以上は私の口からは言えません。
……というわけで、少し性格の悪い設定の新作、間もなく公開予定です。
読後感は決して爽やかではありませんが、チクリと刺さる余韻を楽しんでいただける方には、きっと刺さるはずです。
1話目公開中です
ぜひよろしくお願いします。