長編ミステリー「マリオネットは踊らない」の掲載を始めた。
執筆順で六作目となる。掲載済の長編ミステリーを執筆順で並べると以下の通り。主人公となる探偵を併記しておく:
第一作「生首の神饌」~鬼牟田圭亮・西脇コンビ
第四作「七軒屋の悪魔」~嶽昴・隈井コンビ
第五作「南洲一族の縄墨」~祓川・宮川コンビ
★第六作「マリオネットは踊らない」~鬼牟田圭亮・西脇コンビ★
第八作「血塗られた大楽刀自」~鬼牟田圭亮・西脇コンビ
第九作「総督の遺言」~祓川・佐伯コンビ
第十作「海賊島の墓標」~阿佐部・近藤コンビ
第十一作「高家の晒首」~鬼牟田圭亮・西脇コンビ
第十二作「悪魔に捧げる鎮魂歌」~鬼政・藤川コンビ
第十四作「名探偵の回顧録」~竹村・吉田コンビ
第十五作「不当防衛」~祓川・服部コンビ
第十六作「呪い谷に降る雪は赤い」~柊・茂木コンビ
第十九作「髑髏屋敷の獄門丸」~恵美・多摩コンビ
第二十作「女王の呪い唄」~阿舎利志尊
七度目の書き直しとなった。その都度、タイトルが変わっており、最初は「悪魔中丞」というタイトルだった。横溝作品っぽく、「悪魔」をタイトルにつけたかったからだ。その後、「悪霊館のマリオネット」となり、「マリオネットは踊らない」に改題した。
曲名で似たような曲があったと思い、調べてみたら、「Marionetteは眠らない」だった。
東京都品川区勝島にある廃墟のような洋館のベランダから洗濯紐で首を吊った遺体が発見された。洋館では明治の初めに一家惨殺殺人事件のあったと言い、近所では幽霊屋敷として評判の場所だった。捜査の結果、屋敷の所有者は立花宗明という弁護士で遺体は屋敷に住んでいた用明太という住人のものと思われた。自殺にしては不自然の箇所が多く、殺人事件としの捜査が開始される――というお話。
本作で探偵役を勤めるのは鬼牟田圭亮と西脇守のコンビ。掲載作品中で主役を勤めるのは四作目となる。但し、執筆順の作品リストでご覧の通り、執筆順としては二作目となる。この為、警視庁捜査一課の竹村・吉田コンビとは本作で初共演となる。
過去作を読んだ方には、違和感を覚える方がいるかもしれない。ご容赦を。