マニアな人用設定資料。
本作の技術は、いずれも現在研究されており、20年後には現実の可能性があるリアリティがあるものに限定してます。
# 分類
本作のロボットは「広義のロボット」を最上位概念とし、以下の階層で整理する。
広義のロボット
├── 旧来のロボット(従来型の産業用ロボット・自動機械等)
│ ├── 一般的な産業用ロボット
│ ├── 接客ロボット
│ └── 短距離輸送用ロボット
└── NPI(New Physical Instance。コアAI動くロボットの総称)
├── 汎用NPI(1.8m級、工場、農場など肉体労働を代替。戦闘にも使用)
├── BULK(Bulk Physical Instance。3.2m級、軍用大型機)
├── 家庭用NPI(0.9m級、屋内民生機)
└── 短距離輸送用NPI(短距離輸送用ロボットにコアAIを搭載)
※NPIと呼ぶ場合、一般的には汎用NPIを指すことが多い。広義のNPIかは文脈で判断される
# スペック
汎用NPI:体高1.8m、重量70kg
BULK:体高3.2m 非武装時重量1.8t、フル武装時重量2.4t
# 基礎技術
2026年時点では十分実用化されていないが本作上では実用化されている技術。
1. 光量子コンピューター:
電子では無く光子を用いた計算機。本作ではコアAIとして使用。
2. ダイヤモンド量子メモリ:
量子情報を蓄積・読み出す能力を持つ。本作ではコアAIとして使用。
3. 低温超伝導モーター:
通常の10倍のパワーを持つモーター。大型ロボットの駆動で使用。
4. チタン製ジャイロイド構造シャフト:
3Dプリンター技術の進化で実現した、強度を保ちつつ熱伝導を
大幅に抑える格子状内部構造のシャフト
5. 小型極低温冷却クライオクーラー:
缶コーヒーサイズで絶対零度近くまで冷却可能なクーラー
6. セラミックス全固体電池:
電池・外骨格・装甲としての機能を持つ
7. ペロブスカイト太陽電池:
従来より軽量で曲げられる太陽電池。ロボット表面全面に設置で
主要なエネルギー源となっている。
8. 走行中ワイヤレス給電:
道路に埋め込まれた送電コイルから、上を走る電気自動車に
非接触で電力を送る技術
9. 適応型光学迷彩:
カメレオン式透明化で視認による発見を難しくする
10. レールガン:
火薬無しで電磁力のみで高速に金属弾頭を発射。主要幹線道路・高速道路の
下に給電装置が埋め込まれている本作舞台でBULKの主武装。巡航ミサイル級の
飛翔体迎撃にも用いる
11. 近接防空レーザー:
BULK標準装備。ドローン、ロケット弾、低速誘導弾などの小型飛翔体を
短距離で焼く迎撃兵装。単発・少数の小型飛翔体は原則として着弾前に撃退される
12. 量子センサー:
磁場・重力の微細検知により移動体探知、磁性体検知、
生体磁場計測(心磁図、脳磁図、筋磁図等)を行う。
13. 核融合発電:
まだ高コストだが石油に頼らない発電が出来ることで全世界の発電量の
大幅な増加に貢献。石油資源からの切替が進んでいる。
# 複合技術によるパーツ
基礎技術の組み合わせで構築されたロボット用パーツ。
1. コアAI:
光量子コンピューターとダイヤモンド量子メモリで構成された
キューブ状の金属体。敵AIの頭脳。自律行動を行うものはかなり大型で、
最上位個体機で1m四方、BULKの指揮AIで30cm四方。各エリアを管理する
地域統括agent は単一の物理コアを持たず、データセンター群と衛星網に
演算リソースを分散配置する非実体。
2. NPI関節ユニット:
通常の電気モーターとギアで構成された円盤状ユニット。
肘、膝などの直径5cm厚み2cmの中型規格と、指など直径1cm厚み
5mmの小型規格の2種類。
3. BULK関節ユニット:
低温超伝導モーターと高比率ギアを真空断熱材が囲み、チタン製
ジャイロイド構造シャフトだけが出ている形状。真空断熱材に隣接して
小型極低温冷却クライオクーラー+放熱ファンが接続されており冷却。
起動前は冷たく、シャフト周辺に霜。起動で霜が剥がれ湯気に。
起動から停止では逆に霜がおりる。
4. NPI複合装甲:
外骨格となるセラミックス全固体電池を中心とした本体装甲層と、
その外側に置く交換式の最外殻装甲パネルを組み合わせた複合装甲。
整備現場では本体装甲層を「インナー」、最外殻装甲パネルを「アウター」
と呼ぶ。アウターにはペロブスカイト太陽電池を組み込む。拳銃などは
弾く、アサルトライフル(20式・38式など)で大きく凹む、重機関銃や
対物狙撃銃だと完全に破壊
5. BULK複合装甲:
NPI複合装甲の内容に加えて、インナーへチタン合金を多層に組み入れ、
アウターには適応型光学迷彩とペロブスカイト太陽電池を備えた複合装甲。
小火器は無傷、ロケットランチャーでもアウターの迷彩や太陽電池部分は
吹き飛び、焦げ付くがインナーは無事。戦車主砲クラスで部位破壊。
6. ワイヤレス受電ユニット:
足裏に設置し、磁界共鳴型電磁誘導方式によって地面に埋め込まれた
送電網から装甲の全固体電池に充電する。
7. 光電複合ケーブル:
コアAIと各種センサー、各制御AI、関節ユニットを結ぶ
シリコンフォトニクス(光配線)と、受電ユニットから全身への送電網。
8. 複合センサー:
魚眼180度ハイパースペクトル光学センサーにより可視光、赤外、紫外まで
撮像。LiDAR、量子センサーも組み合わせて正確な距離測定、地雷探知、
生体計測、地下構造物探知まで可能。