@yrrurainy

黒板消しの汚れは床に落ちるから、それを掃除しなければならない。白くなった床。足で踏み消そうとしても、粉は広がるだけだ。そう、水拭きをしなければ、ならない。しかし、手は汚したくない…

「桃太郎、お前をこの鬼退治パーティから追放するわん！」 桃太郎は３匹のお供たちからパーティ追放を宣告されてしまう。イヌたちが言うには、桃太郎だけが異質であり、仲間としてふさわしく…

「虹の端って、行けんのかな」 　オレの呟きによって、オレと凛は「虹の端に行けるのか」というテーマで自由研究をすることになった。 　雨上がりの空に架かる綺麗な虹。そのふもとには…

そろそろ家を買おうとしていたころ…　疲れますよね。息抜きの軽井沢の別荘に行き草津に足をのばしました。帰り道に後部座席の奥さんから「あれなんだだろう…」と声がかかりました。車の右の…

母のがん告知から最期を迎えるまでの二十句連作

　【書籍化決定】 　ヴァイス・ファンセント 　凌辱悪役貴族、傲慢な態度、本質的な悪、気づけば俺は、その男に転生していた。 　努力嫌いで救いようのない屑のコイツは、最終的に魔王…

ながらスマホが原因で交通事故にあい、異世界転生した先は、スマートフォンの概念（携帯電話）が存在しない現代日本！さらには謎のナビゲーションを名乗るアンノウンが空太をサポートする。 …

　同棲中のゲイカップルである春日佑馬と長谷川樹は、自治体のパートナーシップ宣誓制度を利用した際にローカルテレビのインタビューを受け、そのインタビューの切り取り動画がSNSで拡散さ…

新居で始まる彼と私の生活。完璧な彼との時間は幸せなはずなのに、私はどこか不安で――。 無作為に選んだ単語「マット」「乾電池」「ほころび」を使って書いた、少し不思議な短編です。

正直で朗らかだったいとおしい彼女。僕は彼女の日記を見つけ、彼女が秘めてきた嘘に触れてしまう――。 モリアミ様の自主企画、アンチノミー・ガールは嘘をつかない に参加するために書い…

　なんか突然小説が書けなくなったって人、カクヨムでたまに見かけます。そんなこともあるでしょうねえ（遠い目）。 　ま、ぼくも二度ほど書けなくなったことがあるんで、そのときの体験談…

　ゲーム好きの高校生、誉田徹矢はひょんなことから、プレイすると必ず死ぬというゲームの話を聞かされる。噂によると、それは中学のころ事故で亡くなった牧田優というクラスメートによる「呪…

ただキミのことを想うオレの気持ち。 ※自主企画『第五回性癖小説選手権』参加、二作目です。よろしくお願いします。（https://kakuyomu.jp/user_events/…

首が取れちゃう癖がある僕の帰宅後の日常。

我妻帆月《あがづまほづき》は、この四月に中学に入学したばかりの十三歳の少女。 彼女はかねてからある問題に悩まされていた。 それは――算数が異様に出来ないことだ。 他の教科の成績は…

偶然、知り合った少女と楽しい交流が始める。やがてプレゼントのお礼と一本の線香花火を少女からもらう。 ※某地方新聞入選作品 ●原稿用紙❺枚弱物語の『ぬいぐるみ』は、約二十年後に…

軍政下のミャンマーに降り立った私は、見るからに堅気ではない一人の日本人男性と出会う。人身売買、売春、性愛と暴力。第５回偽物川小説大賞参加作。

短いSSS。