夜桜満月

小さな提燈と月明かりを頼りに川沿いを歩く男。並ぶ桜の花を横目に奉公先の店へと急ぐ。花は美しいはずなのに、昔きいた話を思い出し、怯えながら帰る。川沿いを登ったところにひときわ大きな…

夕涼みに歩く川沿い。持っていたカバンからは懐かしい人からの着信。誘われるまま、むかったそこには懐かしい人がいた。その人からとんでもない提案が飛び出してくる……

夏の終わりの夕暮れ時。いつもとは違う道を歩いた時に、出会う二人。

朝食を作る兄とそれを食べる妹。 ごくありふれた二人の風景。

とある場所で座り込んだ人物が、自分の思い出を語る。語る先は自らが持ち込んだ銀色の器。二つのうちの一つにむかってただひたすらに語っていく。 語り尽くした時に届いたものは……。