登場人物プロフィール
山口 葵夏(やまぐち きか) / 25歳
現在の状況:社会人3年目。真面目すぎる性格が災いし、職場の環境やプレッシャーに適応できず、心身を壊して現在は休職中。
古森総士との関係:
高校2年の冬に出会い、そこからずっと隣を歩いてきた。
病気と症状(躁鬱):
躁の時期: 不安をかき消すように勢いよく部屋中を片付けたり、未来の明るい計画を早口でまくし立てたりする。
鬱の時期: 冷え切った冬の部屋のベッドから一歩も出られず、カーテンを閉め切って過ごす。
本音:
総士を心から愛しているからこそ、「私のせいで彼の24歳の時間を奪っている」「これ以上重荷になりたいわけじゃない」という罪悪感に押しつぶされ、あえて冷たい言葉で突き放してしまう。
古森 総士(こもり そうし) / 25歳
現在の状況:都内で働く社会人3年目。自分の仕事や責任に追われながらも、葵夏の異変に気づき、不器用ながらも支えようと奮闘する。
山口葵夏との関係:
高校時代の延長線上にある温もりと、現実の厳しさの狭間で葛藤している。
内面と葛藤:激しい気分の波に振り回されて心が折れそうになり、「これ以上一緒にいたら共倒れになる」「離れたほうが互いのためだ」と頭では何度も考える。
本音:それでも、冬の冷たい空気の中で小さくなっている彼女を前にすると、どうしようもなく「愛さずにはいられない」。
11月から翌年3月までの、凍てつくような冬の4ヶ月間。