モッガラーナ(漢訳: 目連または目犍連)という人物は、仏伝の中で「神通第一」として語られています。つまり、神通力においてはモッガラーナの右に出るものはいないという意味です。
確かに仏伝の中のモッガラーナは、遠く離れた場所から神通力を使って会話をしたり、相手の心内を読むことができたり、触れなくても人や物を動かしたり、空を飛べたり、天界や地獄の様子を見ることができたりと様々な超人的なエピソードがあります。
しかし、現代科学では人がこのような超能力を持つことは否定されています。私は、モッガラーナの神通力は「洞察力」のことを言ってるのではないかと思っています。
洞察力が高い人は、相手の言葉や行動が本心に基づいてるものなのかどうかを見破ることができるといわれています。相手の仕草や口調から相手の心情をある程度読めることが知られています。
私は、モッガラーナという人物は言葉にならない物事の本質を見抜く力に優れていたからこそ、サーリプッタと共にお釈迦さまをサポートし、仏教の発展に寄与したのではないかと思っています。