秋のやすこ

高校2年の春。新しいクラスで、水浦 優里（みずうら ゆうり）は火川 夜（ひかわ よる）の隣の席になった。 彼女はいつも窓の外を見つめ、誰とも話さない。会話をするにしてもつっけんど…

引きこもり気味の青年、木道アイラ（きどうあいら）は久しぶりに外に出ようと新技術の発表会に参加していた。撲滅したと発表されていた生命体『パラサイター』が復活したことによる事変に巻き…

自己紹介でもしてみようかなって思いました。別に新参者ってわけでもないのですけれど、気まぐれです。血迷いかもしれませんけど。

「もしかして、それあの先生の小説ですよね？」 「あー……はい、そうですね」

カーテンをテーマにお話を連ねるだけ。 お話は、つながっているかもしれないし、つながっていないかもしれない。 あなたは陽光遮をカーテンと読む？ 実際にある名前は関係ない、僕がみ…

「もしも、また会えたら、あなたと一緒にいさせて？」 「もちろん。僕も君のそばにいたい」

大丈夫だって、もう会えないってわけじゃないんだからさ。 別に、不安になってるわけじゃない。

夏休みに開催されるラジオ体操は、古いラジオからガサガサの声が聞こえて、とても暑い。それでも一人の可愛らしい少年を魅了した。 テレビに映る体操じゃ満足いかない。綺麗なラジオじゃ満足…

澄んだ川に浮かぶ、一艘の笹舟。それには手紙も贈り物もない、ただの葉の船を拾った「私」はなにを思うか。

クリスマス目前の夜、笹川桜次郎は、幼い頃に見た吹雪の記憶に突き動かされ、生まれて初めて吹雪の中へ足を踏み出した。 寂しくも美しい夜は、桜次郎をそっと包み込んでいきました。

風邪を引いたあなたに恋人がご飯を作るお話

地球を滅ぼすほどの隕石が明日、地球に降り注ごうとしているとき 男女は最期の時を最愛の人と過ごす。

踏切の前でついこの前のことを思い出す。

誹謗中傷することでポイントがもらえる仕事をしている主人公が親子に狙いを定める

ジャンケンに負けた高校生は豪雨の中昼食の買い出しに向かう。 その最中、不思議な霧に包まれ、謎の道に迷い込んでしまう。

心で生きられなくなった人間の半生は一体どんなものなのか

夏ってのは不思議なもんで、不思議なことが起こりそうな気がするんですわ。

事故によって謎の声が聞こえるようになった少年、厄見傀人は声の正体を探るために庭に出る。そこで出あう木の葉によって自然を知ることになる