前回の近況ノートのご報告通り、主人公を谷底……じゃなくて、川底に突き落とすまで172話を費やしてしまいました。
大谷吉継は近江出身の武将で、今の福井県敦賀を治めた戦国大名です。
石田三成との友誼で知られていますが、謎も多く容姿を含めて、その人となりは明らかになっていません。(生まれ年も諸説あり。二人の息子も養子説があります)
この物語では、光り輝くような美青年として登場させました。
もちろん、この物語はフィクションですので歴史上の人物とは一切関係はありません。
史実の大谷吉継の人となりを知るには、僅かに遺された書状からアプローチするしかないでしょう。
彼のお手紙は、相手の立場を尊重しつつ、物事をこちら側の意向に沿って運ぼうとする……そんな緻密な性格が垣間見られます。
歴史上の人物で……不思議な選択をする、という人物は他にもいます。
例えば、幕末では清河八郎や西郷隆盛、徳川慶喜なんて、よく分からない行動をする……私にとっては不思議な人物です。
実は、大谷吉継も私にとっては謎の多い不思議な人物です。
徳川家康の取次として、家康とも仲が良く、時勢を見誤ることのない目を持っていたとは思います。
でも、敢えて友達の三成についた。
そこでタイトルの英国ミステリードラマSherlockの言葉がなんとなく頭に浮かびました。
それに関しては、この長い小説の中で、ひとつの答えを出そうとして描きました。
この人物って不思議だな、と思うのはきっと、全く愛とか勇気とか信じてないんですよね。
なのに、行動は愛とか勇気とか、絆とかを信じちゃってる行動してる。
まさに、謎。不可思議な人物です。
でも、不可思議な人物として挙げた幕末の人物よりも爽やかですね(笑)
何度もこの近況ノートでお伝えしますが、こんな地味で長い小説を読んでいただいている方々にこの場を借りてお礼を申し上げます。
毎日、忙しない日々の中で、本当に私を励ましてくださいます。感謝申し上げます。
そういえば、大谷吉継といえば、近年とある書状が話題になりました。
「もう、昆布はいらないよ。もう昆布はいらないからね」
という内容です。領民から捌ききれないほどの昆布が贈られて困っている様子が微笑ましいですね。
さて、私ですが、私生活……というか職場での御家騒動はいよいよ佳境を迎えて、小説のピンチよりもだいぶピンチを迎えております(笑)
というのも、今までお世話になった人や仲間だと思っていた人と愈々、全面的に戦わなければならなくなる局面にようやく辿り着いた感じです。
私は甘い人間なのでそれがキツイ。
でも、やらなければ私を信頼してついてきてくれる決断をしてくれた人々を護れません。
もう一踏ん張りですね。
この小説が書き上がる頃には、その件も解決している予定です(笑)
とにかく、出来不出来に関わらず、物語は最終章に突入しました。
現代では、茶々の病状は緊迫の度合いを増し、戦国では……あの人物が大復活を遂げて、三成たちの前に立ちはだかります。
ちゃんと最終話まで大まかなプロットは出来ていますが……最終章は、なんやかんやで生き当たりばったりになりそうな予感……たぶんハッピーエンド……グッドエンドくらいかな……。
とりあえず、私生活を含めて死なない程度に頑張ります!
あと、相互フォローさせていただいている皆様の小説、残業続きで、なかなか読みに行けなくてすみません。
本当にどの小説も素晴らしく……よく考えられてるし、キャラクターは良いし、文章も読みやすいはもちろんのこと、瑞々しかったり、外連味たっぷりだったり、知識に裏打ちされていたり……すごくすごく愉しませてもらってます!
この場所で皆様に出会ってなければ私は執筆が続けられなかったかと思います。
ありがとうございます。感謝を込めて。
https://kakuyomu.jp/works/16818792438759150427