忙しさを理由に書かないでいると聞いた話、みたことのある不思議な話を忘れていく。
普段はいくつかの不思議な話にちゃんと筋道を立ててお気に入りの物語を作ろうとしているのだけれど、人の寿命も記憶の保持期間も有限なので、かけないで終わっていくことだって多々ある。
とにかく書き切るのが大切という意見もみるし、忘れないうちに、忘れられない出来事は書き留めておこうかなと思ったのである。
備忘録なのだけれど、ノンフィクションにするには少しだけ変な話も多いから、結局ジャンルはホラーにした。
タイトルは、昔書いた小説に出した架空の雑誌の投稿者コーナー名をとることにする。
“あなたの隣の変わった話”。変わったなのは怪談未満の体験談も募集する体裁のコーナーだったからである。
書き残した話にオチはないが、ひとつでもオチがつけられる物語に生まれ変わると書き残した価値があるのかもしれない。
これは日記に近い記録なので近況ノートとする。