『聖騎士』では、「四歳の子供の目」という一点が主人公を崩していくという構造が伝わるかどうか、ずっと不安でした。「十九年の訓練で作り上げられた殻にヒビを入れ、五年をかけてゆっくりと壊していく」と書いていただいて、まさしく書きたかったものが届いていたのだと実感できました。
『監査官』では、「改札の電子音」から「青い森」への導入のコントラストを評価していただき、嬉しかったです。セラの「記録」という行動が後への伏線になると読み取っていただけたのも、作者として報われる瞬間でした。
どちらのレビューも、単なる感想にとどまらず作品の構造まで丁寧に読み解いてくださっていて、書き手として大変励まされます。続きを楽しんでいただけるよう、精進してまいります。ありがとうございました。