一応10万字くらいを目安にして、物語起承転結を自分なりにつけてやっているのですが。
ヒロいじが短編も好き放題書いたのをUP、これまでの章も10万字にきちんと納める気など全くない感じでやってたもので。
今どれくらいの文字数なのよ!? ってなって足し算してという無駄なことが現在発生しております。
そしてその足し算は、日が空くとまた忘れて、またやり直しになってわーっとなっております(;'∀')
カクヨムさん新機能出たので、なんとかなれーと思ってだらだらしてしまいました。
公爵令嬢は占いがお好き 続きで書きたかった話。
「マ、マクミラン領に魔法学校ができるですって?」
お父様の執務室で私は思わず、想像もしていなかったことに声を荒げてしまった。
「そうなんだよ。ティア、ほら。この前も危ない目にあっただろう。やっぱりここは防衛の要になるからって僕も前に偉い人に手紙を出したって言っただろ」
ニッコニコでお父様は、かつての私の釣書を配った時のように、一応手紙は出してたし、ほらちゃんと手紙を見て上手いこといったでしょと得意げな顔をするのがイラっとする。
私の住んでいるマクミラン領は三方を山に囲まれ、さらに山の向こうは隣国という最悪の立地となっている。
三方が山に囲まれているため、マクミランの領地は平地が少なく。マクミラン公爵家の庭は、大規模家庭菜園となり野菜を育てている有様。
さらに不幸なことに、隣国と隣接しているせいでただでさえ不便なのに、いざ隣国と戦争ということになれば、マクミラン領が戦争の最前線となる……。
そんな救いようのない土地でマクミラン公爵をしている父はというと。
普段のほほーんとしていて、娘の私からみても役に立っているとは思えない。
そんな父を支えるために母はあちこちに顔を出してかなり頑張っている。
父は何をしているかと思えば、何とかしてほしいという手紙だけはあちこちに送っていたというわけだ。
「そんな手紙出されていたんですね」
「もちろん。それで魔法学校ができれば、魔法ができる生徒や先生がそれなりに集まるから有事の際も安全ってわけだよ」
父はそういって得意げにウィンクをした。
「はぁ……」
「それで、ティアもうまく魔法が使えないけれど。一応魔法は使えるだろう? 魔法学校ができたら、マクミランにのちのちとどまるような子は別枠で入学してある程度身につけさせたらいいんじゃないかって話がでているんだ。このあたりに住んでいて通える子たちなら、他の生徒と違って寮生活をする必要もないからお金もかかんないしね~」
「まって、私。魔法学校に通えるんですか!!!」
まさか私が魔法学校に通えるとは想像もしていなくて驚く。
私のように、特別秀でた才能がない子というのは、大体16,7あたりから結婚をして家庭に入るのが普通だ。
それが家庭にそうやって入らなくていい子たちに混ざって学ぶことができるだなんて、貧乏名ばかり公爵家では考えてもみなかったのである。
女の幸せは家庭に入ることという人がいて、その人が言うこともわかるけれど。
同世代と共に学び過ごす時間はとても楽しくてかけがえのないものになることもわかる。
そんな素敵な場に所属できるのは、才のある一部の人か金がある人だけだと思っていたのに、よもやよもや私に機会が回ってくるだなんて!!
「一応うちも名ばかりとはいえ公爵家だからね、他のこのあたりの貴族の家も魔力がある子ならこれ幸いといれることになると思うからね。うちだけいれないわけにもね。ただ……」
父は私の魔法の才能を知っていて、だからお情けで入ることにティアもなるといってきてイラっとする。
「ただ?」
「条件があってね」
はい、でた条件。
おかしいと思ったのよ。流石に話が出来すぎてた。
「条件とは? うちはお金ないですよ。……土地は自分たちで開墾するなら不便な場所ならどこでもどうぞどうぞって感じですが」
「うん、土地とかじゃないんだよね。それはもちろん正規の値段でこちらが貸すってことで収入になりそうなんだけれど」
「土地じゃない? となると何も差し出せるものなんてないですよ」
私のドレス類なんかは、すでに公爵家からのお金ではなく、占いをしてコツコツと貯めたお金で仕立てているくらいなんだから。
「ノアが教員として魔法学校に入るならって言われてさ」
「あーっ」
私は思わず頭を抱えた。
この話をノアが承諾してくれるかだ、ノアの魔法の実力はもう疑いようはない。
本当に思うがまま難しい転移魔法を連発するし、人にも獣にも姿を変えることができて。
残った魔法の痕跡から魔方陣を復元できる人物など私はこれまでの人生で聞いたことも見たこともなかった。
確かにあの実力者を置いておきたい気持ちはわかるけれど。
あれだけの魔法を使えるノアには大きな欠点があるのだ。
面白いか、つまらないか……
あれだけの魔法の使い手は、物事をそんなくだらないとしか言いようのない2択で生きている。
それこそつまらないと思えば、王家主催のパーティーでもバックレるし。
面白いと思えば、こんなへき地の旨み全くないような公爵家に周囲の反対などぜーんぶ無視して婿に来るくらいの変人奇人なのだ。
魔法学校の先生とかそんなめんどいことを、名誉なことですと引き受けるような男ではないのだ。
それに万が一引き受けたとしても、ノアはそれこそ全力で私が嫌がることを楽しんで。
私の妻だよ、かわいいだろ~ってのを学園で他の人がいるのに気にせずバンバンやってくるに違いない。
そう思うと私はぶるりと想像して身震いした。
「お父様、ならその話は難しそうですね。残念です」
「残念がることはないよ。面白そうじゃないか」
「ひゃぁあ!」
ぽんっと肩に手を置かれて急にそういわれた私は思わず叫んでしまった。
「あっ、そう。よかった。ノア君話が早くて助かるよ。やっぱりティアには機会があるなら学ばせてやりたくてね」
にこやかに父が笑った。
「わかりますわかります。親御さんなら普通そう思うことでしょう」
ノアはそんな父に調子を合わせてそんなことを言うけれど、冗談じゃない。
この男ははっきりと言ったのだ、面白そうだと。
当然ろくなことになりそうにない。
「わかるかねノア君!「ちょっ、お父様」
割り込もうとした私の口をノアはすばやくふさぐ。
「わかります、私が教師になってティアの担任になれば私もお父様も安心ですね」
「んー! んー!」
「おぉ、それは名案だ。ノア君がいれば貧乏名ばかり貴族だと娘がいじめられることもないだろう」
私が目の前でノアに口を抑えられてうー唸っているのに、スルーしてる父親が何がいじめがどうだよ。
いい加減ノアも手を放しなさいよ! とにらみつけると。
「同じ学年で学生同士は無理ですが。生徒と教師というのも楽しそうだ。私にお任せください」
ノアの瞳がとても楽しそうに、私をとらえた。
って感じで、次は学園立ててしまって、先生と生徒の関係で。
かつティアからのお願いで結婚してるってことは絶対いわないでお願いって土下座をして黙ってもらいながらのラブコメが書きたかった。