読者の皆様へ
いつも作品をご覧いただき、誠にありがとうございます。
私は、藤城みゆきさんの部下にあたる者でございます。
去る2026年1月12日、著者・藤城みゆきさんがご逝去されました。
ご葬儀は1月18日に無事執り行われました。
生前のご愛顧に心より御礼申し上げますとともに、読者の皆様に謹んでお知らせいたします。
藤城さんは、これまで膨大な量の小説や漫画を読み続ける中で「自分も書いてみよう」と思い立たち、『武家の庶子に転生しました。 城好き女子がんばります!』を執筆されました。
そして、書いていくうちに『もっとこうしたい』といった反省点やアイデアを再構築するため、リメイク版として『沙魚丸軍記』の執筆に着手されました。
とても勉強好きな方で、色々なことに興味を持ち、気になったことは徹底的に調べ上げて学ばれる方でした。
小説に活かすための本が、会社にも沢山置いてあります。
作品の随所に、丁寧な下調べに基づいたこだわりを感じていただけるのではないかと思います。
城郭関連は勿論、戦国時代の内政や農耕、測量に関するものまで、多岐にわたる資料を揃えて作品作りに妥協を許さない姿勢には、いつも敬服するばかりでした。
私をはじめ弊社スタッフをモデルにしたキャラクターも作中で活躍していたりと、仕事にも小説にも深い愛情を注いでいることが伺えて嬉しくもありました。
(沙魚丸くんに転生する谷沢結衣ちゃんも、弊社スタッフがモデルになっていたりします)
弊社はイラスト制作を主な業務としておりますが、藤城本人は業務としてのクリエイティブ制作には関わっておりませんでした。
小説を書くうちに、作品にいただくリアクションに一喜一憂したり、行き詰って悩んだり、良いアイデアを思いついて楽しそうにしている姿は創作に向き合う人そのもので、小説活動を心から楽しまれているのだと感じておりました。
ご自身の経験や好きなもの・ことをふんだんに取り入れ、完結を目指して執筆されておりましたが、志半ばで絶筆となりました。
あまりに早すぎるご逝去に、深い喪失感とともに寂しい気持ちでいっぱいでございます。
ご遺族様のご意向により、藤城さんが心を込めて執筆されていた作品このまこのまま公開を続ける所存です。
折に触れて読み返していただいたりして、沙魚丸くん達の物語を時折思い出していただけたら幸いでございます。
ここに改めて哀悼の意を表しますとともに、藤城みゆきさんのご冥福を心よりお祈り申し上げます。