『悪役令嬢の私が婚約破棄をしたら、元婚約者が執着してきました!』が完結して少し経ったので、ちょこっと裏話をしたいと思います。
実は、エピローグは公開する前日までどんな話にしようか考えていました。
いかんせん、ヤンデレキャラものを長編で書くのは初めてで、どんな着地が一番良いのか分からなかったのです。
そんな時にプロローグを見返し、主人公が原作の悪役令嬢の中でモノローグを話しているシーンを読んで、『プロローグで主人公が原作キャラの中に入っているなら、エピローグで原作キャラと主人公が対話するのもアリじゃない?』と思いました。
原作キャラと主人公が会話をするシーンは、小説やアニメで何度か観たことがありましたから。
そこから試行錯誤して今の形になりました。
同じ人物だけど、別の世界線を生きている別人。
だからこそ、伝えられる想いがある。
「あなたが逃げなかったから、私は逃げる決断をした。あなたが、あなたの信じる正義を貫こうとしたから、私は私の正義を見つけることが出来た」
主人公が前世で原作キャラを知っていたから、今世で彼女に転生した時、不遇だった彼女の人生を『未来』として受け止め、逃げる決断をした。
彼女を知っていたから、彼女の気持ちが分かってしまったから、主人公は逃げる決断が出来た。
このセリフには、悪役令嬢に転生した主人公が、原作キャラとして辿った彼女の決断を尊重した想いを込めました。