こちらの近況報告では、数週間前(?)に投稿させていただいた短編『猫山さんは、やめられにゃい!』について、ちらりほらりと語ったりします。たまにはこういう機能を使うのも悪くないですよね!
ということで早速本題。
そもそもこの『猫山さんは、やめられにゃい!』は、とある方の催された【猫】をテーマとした短編集企画(?)に寄せて書かせていただいたお話でした。そちらの企画が無事に終了したため、改めて私の作品として公開させていただいたわけですね。
皆様は【猫】といったら何を思い付きますか?
当該企画では「ネコ」と解釈した百合短編のお話や、人語を解する化け猫ちゃんの話、それからアパートを気ままに闊歩する自由な猫ちゃんの話に、恋心を暴走させて幼馴染みに『自分は猫になった』と暗示をかける天才少女のお話、更には自分の世話にしてくれていた優しいお婆ちゃんの仇討ちのために人間に化けている猫ちゃんのお話など、さまざまな短編が投稿されていました。
そんな中で私が投稿したのは、猫又の子孫ゆえに定期的に発情期が訪れ、大好きな彼氏がいるのにそれ以外の人間とも肌を重ねずにいられないヒロインのお話でした。そうですね、もろに作者の趣味が出たお話ですね。
私は昔からこういういわゆる寝取られ描写(厳密にいうなら本作は寝取られたわけじゃないけれど)のあるお話が好きだったので、この話を思い付いたときは「これだぁ!」と会社でニヤニヤしてしまったものでしたが、やはり書くたびに思うわけです、『この子たちが何をしたというんだ』と。
いわゆる寝取られ系──とりわけヒロイン自身も望んでいない形で他の相手と肌を重ねるシーンのある話を書くときに大切なのって、作者自身がそれなりに胸を痛めているこの気持ちなのではないかと思うんですよね(どうした急に)。
やはり、読者にも苦しんでもらうならば作者自身も苦しまなければ、と。作者自身が苦しくもなく平然と書ける話で読者を苦しめられるというのは、よほどの技量と経験が必要だと思うのですが、私にあるのは性癖だけなのです。滾る性癖の叫ぶままに筆を執るならば、やっぱりね、苦しみたいじゃないですか。そうなんですよ皆様、私は苦しみたいんですよ(?)
ちなみに作者、このお話の寧音ちゃんって自分の弱さや辛さを聡くんにぶつけることで自分に縛り付けようとする子なのかなという風に思いながら書いていたので、敢えて『こんなわたしじゃ傍にいられないよ』みたいなコテコテの台詞も書いていたりします。作者ね、そういうヒロインも好きなのです。無意識に意中の相手を自分のもとに縛り留める方法をわかっているヒロインっていうのかな……そういう子、よくないですか?
何やら結局作者の性癖開示みたいになりましたが、最後にもうひとつ。
エンディングのパートで無事に聡くんと結ばれた寧音ちゃんでしたが、彼女の足が満足に動くのかどうかは最後まで決めかねていました。無論本編ではその辺りを描写する必要性がなかったため書きませんでしたが、猫の体質を厭うあまり『しっぽ』を壊したときに、彼女の足に多少の障害も残ってたりするんじゃないかな……という、ちょっぴり後ろ暗い勘繰りがね、芽生えてしまうんですよね。
ということで、作品語りをしつつ性癖開示となりましたが、これにて『猫山さんは、やめられにゃい!』語りとさせていただきます。
また何かの作品語り、もしくは近況報告でお会いしましょう!