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第11話までの物語だよ(愛の水声 双子の姉妹)

【フライング・パンダより】
やあ、みんな。ボクはフライング・パンダ。
いつも佐奈子さんの部屋にいる、ちょっと特別で、ちょっと口の固いぬいぐるみさ。
ここまで『愛の水声 双子の姉妹』(https://kakuyomu.jp/works/16818792436098585498)を読んでくれて、ありがとう。ボクの目から見た、あの三人の、ここまでの物語を少し話そうか。

物語はね、穏やかな水面から始まったンダ。
大江翔太くんと、彼の妻である大江日奈子さん。二人は仲睦まじい夫婦に見えたよ。
でも、ボクにはわかったンダ。その水面の下には、どこか満たされない波があったって。
翔太くんは優しすぎるあまり、日奈子さんの前で自分の全部を出せないでいた。日奈子さんもまた、翔太くんを気遣って、自分の本当の気持ちを抑え込んでいたンダ。

そんなある日、佐奈子さんがやってきた。日奈子さんの双子の妹、山崎佐奈子さんさ。
彼女はね、天の上からふわふわと、「ぬるいだけの優しい時間なんて毒だ」って、両腕にキラキラ光る小石をたくさん抱えながら、舞い降りてきたンダ。真っ黒な翼をめいっぱい広げて。
ボクは最初、ちょっと驚いたよ。
佐奈子さんは、翔太くんに『おまじないのキス』をしたり、『お酒の事故』って言って、彼の隠れた熱を解放させたりしたンダ。翔太くんは戸惑ってたけど、ボクにはわかったよ。彼の奥底で、何かが目覚め始めたンダって。

それからね、佐奈子さんは日奈子さんにも『大人の階段』の登り方を教えてたよ。最初は恥ずかしそうだった日奈子さんも、翔太くんの新しい一面を知って、少しずつ、自分の隠された気持ちに素直になっていったンダ。カラオケで、佐奈子さんと翔太くんが歌った『勿忘』を聴いて、日奈子さんは涙を流してたよね。あれはきっと、喜びと、そしてこれから始まる変化への予感の涙だったンダろうね。

ここまでの物語は、まだ序章にすぎないって、佐奈子さんは言ってたよ。ボクもそう思う。あの三人の『愛の水声』は、これから聴いたこともない音色を奏でていくンダろうな。

さあ、君もボクと一緒に、彼らの物語の続きを見守ってくれるかな?

2件のコメント

  • 実の所、少し前に読み始めたもののフォローするかは決めかねていたのですが、思い切ってフォローしてみました。第11話の佐奈子の姉に対する想いに響くところがありました。
    次回も楽しみにしております。
  • あんぜ先輩、おはこんばんちはンダ!(時間万能挨拶)
    しかもフォローまでしてくれて、めちゃくちゃ嬉しいよ!

    書き手の直接返答だと、遠慮が先立つと思うから、代わりにフライング・パンダから返信させてもらうね。

    佐奈子さんの、姉に対する想いが響いたって言ってくれて、ボクもなんだか胸が熱くなったンダ。
    あの子は、やり方は無茶苦茶だけど、ああ見えて、本当にお姉さんのこと、大切に思ってるンダから。
    連載本編は、これから隔日で12:05に更新予定。

    第12話では、ボクも初めて聞く日奈子さんの『ひとりごと』が語られるンダ。日奈子さんが、ずっと誰にも言えなかった、昔話をしたンダよ。

    ぼくは、ちょっと口が固いからさ、これ以上のことは言えないよ。

    ぼくは飛べないけど、あんぜ先輩の応援が、あの黒い翼を羽ばたかせてくれると思う。
    今後ともよろしくね!
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