一昨年復活し、年数回のライブで『Burrn!』誌年間人気投票で上位を荒らしまわる(笑。でも今年はANTHEMが意地を見せたよ!)伝説じゃなくなった伝説のハード・ロック・バンド、VOW WOWの話題を取り上げます。
かつてVOWWOWファンクラブの広報誌を公開していたサイト(現在閉鎖)をインターネットアーカイブで拾い上げて、過去の広報誌を読んでみたら、当時の状況が色々と分かってきたので大変参考になりました。(というか、VOWWOW復活したし多分来年は武道館でライブしそうだから、このサイトも復活して欲しいです)
興味深いものとしては、『VOW WOW ARMY VOL.53』(1988年3月発行)にファン向けの人気投票的なアンケートがあったのでそれを抜粋してみます。(対象は1987年発表のアルバム「V」とミニアルバム「REVIVE」まで)
Q3.VOW WOWのLPは何枚持ってますか?
1)全部(48%)
2)7枚(VOW WOW&フェノメナ)(17%)
3)2枚(13%)
4)3枚(10%)
5)4枚(4%)
*フェノミナ……『Phenomena II: Dream Runner』。ジョン・ウェットン、ニール・マレー、グレン・ヒューズ参加のハードロックプロジェクト。
VOWWOWの山本さんと新美さんも参加しており、この縁で『Don’t Leave Me Now』にジョン・ウェットンの参加、ニール・マレイのVOWWOW加入へと繋がりました。
Q4.その中で一番好きなLPは?
1)VOW WOWIII(38%)
2)V(27%)
3)CYCLONE(13%)
4)BEAT OF METAL MOTION(7%)
5)REVIVE
その他
*決められない
*SIGNAL FIRE (BOW WOW 2ND)
*HORIZON(山本恭司1ST SOLO ALBUM)
Q5.その中で一番好きな曲は?
1)SHOCK WAVES (III)(25%)
2)DON'T LEAVE ME NOW(V)(21%)
3)SHOT IN THE DARK (III)(12%)
4)LOVE WALKS(CYCLONE)(9%)
5)YOU KNOW WHAT I MEAN(CYCLONE)(6%)
その他に
*NIGHTLESS CITY(III)
*HURRICANE(CYCLONE)
*ROCK YOUR CRADLE(CYCLONE)
*BEHIND THE MASK(BOW WOW 3RD)
まぁ多分、現在やってみても大体こんな感じかなとも思いますが(或いは「Tell Me」辺りが上位に来るかも?)、好きなアルバムの中で一曲を選曲するという内容なので、一番好きなアルバムに一番好きな曲が無い場合は反映されないアンケートのしかたになってますねぇ。そういう私もアルバムはⅢで曲は断トツ「Shock Waves」ですけどね(MIDIでもコピーしてるの動画を公開しているぐらいですし)
・SHOCK WAVES
https://www.youtube.com/watch?v=krzoc5H-UaQ&list=OLAK5uy_lgFaJdFwgKyqRQD4uUK35QdmY2uuQc7bs&index=4
以下、20年数年前に自分がDTMで打ち込んでカセットテープから録音したヤツw↓
・VOW WOW ~Shock Waves~(MIDI)
https://www.youtube.com/watch?v=Rs6waJlCnaU&list=PLzp5ofQVULfM63ezbhsEUrFsxuTW1m7Mu
確か去年の『Burrn!』の何月号かの経集後記の選リストでも二人の編集者が「Shock Waves」を選曲していたので、この曲の人気は間違えないでしょうが、個人的に4位の「LOVE WALKS」が意外に感じました。
・LOVE WALKS
https://www.youtube.com/watch?v=1gxnGyGQBkk&list=OLAK5uy_nrh0mR2ljYQpfRo8vDu5MNmkuasH_6934&index=4
ブルージーな低域から人間離れした(?)高域までヴォーカリスト人見元基の凄さを伝えるには一番分かりやすい曲ではあるのですが、好みは別れそうかなと思っていたのでちょい意外でした。
しかし、「CRY NO MORE」が無いとは_| ̄|○
個人的に気になっていた事ですが、当時の専門誌の類にイギリスの国内チャートでCYCLONEが38位になったとか、Liveが9位になったとか、よく載っていましたが(たまにヤ〇オクの切り抜き記事とかでもあったりするので確認しました)、イギリスの正式な国内チャートことオフィシャル・チャート・カンパニーでは『Helter Skelter』の75位が最高なので、誤情報だったのですが、何故そんな勘違いがまかり通っていたのかというと、1987年1月(英語版Wikiや某サイトでは1986年発売と間違えてます )に米国・カナダ・欧州のみ発売されたベストアルバム『Shock Waves』が(今は亡き)イギリスのサウンズ誌で初登場38位、その後TOP100からはずれるものの、再度順位が上昇し最高9位になったのをどうやら、『Shock Waves』が日本では発売されなかった事から、イギリスのラジオチャートでは3位に入る位人気が出ていたCYCLONEと実際サウンズ誌で9位になった事があるLiveと勘違いして(広義の意味で)「イギリスの国内チャート」として伝えてしまってのではないかと、長年の疑問が解けました。いや、殆どの人には今更どーでも良い内容でしたね(ネット上で同じ疑問を感じていた方をお見かけしたことはありますが……)
因みに『Shock Waves』はビルボード誌の表紙の裏に宣伝が載っていたそうで、そこに掲載された作品は売れるというジンクスがあったそうですが、上記の様に好評だったイギリスと違い、米国ではサッパリだったようでした。_| ̄|○
さて話が変わりますが、本日21時7分より「ジャパニーズメタル名作ディスコグラフィー(日本のHR/HM名作史1970-2024)」にて、ブルース・ロック特集を開始します。
ハード・ロックの原形がブルース・ロックにあるのは言うまでもないことですが、60年代末のブルース・ロック・ブームがすぐに衰退して、それらのバンド(例えばブルース・クリエイション等)がハード・ロックに発展して行ったという歴史がありますが、ブルース・ロックのバンドの中でもハード・ロックに近しいバンドをご紹介できればと思います。
https://kakuyomu.jp/works/16818622170441664364