【倫理のない世界】
〈五-〇四二号〉
迷宮管理人。異世界迷宮追放刑受刑者。
大量殺人の容疑で起訴、裁判で有罪判決を受ける。それ以外の情報は全て抹消済み。
『倫理のない世界』の非道な侵略行為やBBの悪趣味な言動に嫌悪を示すなど、『倫理のない世界』の住民にしては『それなり』に真っ当な倫理観を持ち合わせており、その点をBBに不思議に思われている。一方で彼が創造する魔物は非常に悪意に満ちており、彼自身も戦闘や略奪を目の当たりにして無意識に嗤うなど、邪悪な面を併せ持つ。
童話や御伽噺、マザーグースを嗜好しており、創造する魔物や魔王の能力はそれ等がモチーフとなっている。
性格は真面目な堅物。聡明だがその思考は内罰的で悲観的。
命惜しさに非道な侵略行為に加担している自分を屑とまで卑下し、侮蔑するが、止める気は全くない。そしてそんな自分を更に悪罵する……という精神的自慰中毒者。数学とパズルが得意であると自称するが、今のところ役に立っている場面はない。
何かと運が悪く、刑務中のダイスの出目は基本的に良くないし、錬成する魔物のステータスにすらマイナス補正が掛かってしまう。哀れ。
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〈BB〉
迷宮案内人。異世界迷宮追放刑受刑者の看守であり、共犯者。
迷宮核とセットで受刑者の魂から産み出された存在。迷宮管理人の刑務を進行・補佐する役割を持つ。その容姿や性格は個々に異なっており、母体となった受刑囚の性癖が反映されたものである。
このBBは可憐な少女の姿とは裏腹に非常に享楽的で悪辣な性質。故に迷宮管理人からは大嫌いとまで言い放たれたが、当の本人は一切気にしておらず、むしろ自分に悪感情を向ける彼を面白がっている。
エンジョイ&エキサイティングがモットー。他者を害してでも死にたくないと望む迷宮管理人とは対照的に、自身の生存や肉体の扱いに一切興味はないが、略奪・暴虐・凌辱を素晴らしい見世物として愉しむ異常者。蹂躙するのもされるのも大好きな変態。
モチーフは『不思議の国のアリス』のアリスとチェシャ猫。
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【太陽のない世界】
〈マターラ・モニカ〉
属 性:秩序・汎(Law-Neutral)
役 割:騎士(ナイト)
等 級:三ツ星(★★★)
性 格:剛健
忠誠度:激高
魔素依存度:低
能力値:
力:B+/魔:D/耐:A/知:D/速:A+/運:D
食屍鬼首領家の姫。第三王女。通称モニカ。
大きな鎖付きの戦輪を武器にする食屍鬼の女戦士。他の食屍鬼達が『太陽』の光の対策として黒い帯状の目隠しを使用しているのに対して、彼女のみゴーグル型の目隠しを愛用している。
良くも悪くも直情的でまっすぐな性格。短絡的で難しいことを考えるのが苦手で、母や姉とは違って指揮官や政には向いておらず、実際に部下も数人しかいない。ただし本人としては特に不満はなく、一人の戦士として最後まで戦い抜く覚悟を持っている。
戦士としての強さは並み。若く精神的に未熟であり、勇み足を止められず死地へ赴いてしまう。しかしそれが魔王との出会いに繋がり、苦境に立たされていた食屍鬼の活路を切り開くに至った。
現存する食屍鬼達にとって神にも等しい存在である山ノ狼翁と、事実上の大将である王妃コナとの間に産まれた子供だが、絶滅間近の非常時であることを差し引いても、他の食屍鬼達との距離は近く気安い関係である。
愛狼のアーズィヴァと共に魔王の『洗礼』と『祝福』を受け、彼の第一の臣下となった。
力を得て強くなりはしたものの、アーズィヴァと比べると凡庸の域を出ない程度でしかない。そのことをとても気にしており、アーズィヴァのオマケ扱いされると激怒する。
背丈は普通か少し高いくらい。胸はそこそこ大きい。
名前の由来はアラビカ種コーヒー『マタリ・モカ』。
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〈コナ〉
属 性:混沌・善(Chaos-Light)
役 割:騎士(ナイト)
等 級:四ツ星(★★★★)
性 格:獰猛
忠誠度:高
魔素依存度:低
能力値:
力:A+/魔:C/耐:A++/知:B/速:A/運:D
山ノ狼翁の妻。食屍鬼の実質的な統率者。
モニカとパーピュラシナの母親。他に八人の子供がいたが、全て戦争や飢餓によって亡くしている。
非常に奔放で豪放磊落な性格。一見すると愚直で単純な人物のように映るが他者の意見にはよく耳を傾け、どんな提案でもそれが納得できるものならあっさりと呑み込む度量の高さを持つ。その人柄と強さもあって、全ての食屍鬼から慕われている女傑であり、人間側からも山ノ狼翁に次ぐ優先標的兼要注意人物として周知されている。
武器は十文字槍型の戦鎌。本人の体重と得物の重さから、狼には騎乗しない。
魔王から与えられた『祝福』によって食屍鬼の血に眠っていた魔法が覚醒、不死身に近い耐久力を獲得、更に激戦を経て万物に『死』をもたらす黒い炎/煙を武器に纏わせることが可能となった。
恵まれた体格のメスゴリラ。胸も大きく、その辺りの体質は娘達に遺伝している。
名前の由来はアラビカ種コーヒー『コナ』。
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〈カトゥーラ〉
属 性:秩序・汎(Law-Neutral)
役 割:騎士(ナイト)
等 級:三ツ星(★★★)
性 格:冷静
忠誠度:並→高
魔素依存度:低
能力値:
力:B/魔:C/耐:C/知:A/速:A+/運:C
食屍鬼戦士のNo.2。コナの右腕。
参謀、斥候、現場指揮などを高い水準でこなすオールラウンダー。主に騎狼した弓兵部隊を率いて遊撃や歩兵の支援を行う。弓に関して天賦の才を持ち、卓越した射撃の腕と空間把握能力によって百発百中を誇る。それ以外でも状況に応じて剣術や投擲術などを駆使して戦う、現代の食屍鬼の戦士らしい戦士。
気の強いクールな女性。お局気質なのもあって大体の食屍鬼から怖れられている。行き遅れているのを非常に気にしており、揶揄われると激怒する。
潔癖な性質で食屍鬼の誇りや矜持を重んじる。その為、公然と略奪を行う魔物、延いては魔王や迷宮に不信感を抱いていたが、戦いの最中で魔王の圧倒的な力を目の当たりにしてからは「何を考えていようと、もうついて行くしかない」と腹を括った。
コナとは親友であり、家族ぐるみでの付き合いがある。以前はパーピュラシナやモニカの家庭教師を務め、幼いモニカにアーズィヴァを贈った。
青み掛かった黒髪に翡翠と琥珀のオッドアイという珍しい容姿。小柄でモニカと同じか少し低い。その胸は平坦であった。
名前の由来はアラビカ種コーヒー『カトゥーラ』。
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〈山ノ狼翁(シャイフル・ディウブ)〉
属 性:■■・■
役 割:戦車(ルーク)
等 級:五ツ星(★★★★★)
性 格:■■
忠誠度:■
魔素依存度:並
能力値:
力:A+/魔:A++/耐:A/知:■/速:A+/運:E-
食屍鬼の王。個体名はムンドヌォーボ。
闇ノ眷属の末裔であり、現存する食屍鬼の中で最も原種に近い個体。その肉体は生物というよりも精霊に近く、『死』という概念が存在しない。
魔法によって身体を自在に黒い炎/煙に変えることが出来、更に巨大な狼や神話の牛など様々な形態に変身可能。また衣服や貌の髑髏、愛用の剣、敵に拘束された際に着けられた鎖などの異物を取り込んで自在に再構築することも出来る。
食屍鬼の固有魔法として万物に『死』をもたらす強力な力を持つ。この魔法は生態として常時発動している為、並大抵の者は近付くだけで死に至る。その為、彼との間に子供を設けられる食屍鬼は非常に少なく、現代でその資格を有しているのはコナだけである。
貌の髑髏はかつて伴侶であった人間の妻のもの。
悠久の時をほぼ無補給で戦い続けた後遺症により、知性をほぼ喪失している。他の食屍鬼との接触は無いに等しく、敵と戦うか山奥で休眠しているかのどちらか。
モチーフは『山の老人伝説』とアラビアの伝承の怪物ジン(グールはジンの一種であるという説があるらしいので)。そして十字軍と戦った某宗教の戦士とか暗殺者の指導者。
シャイフル・ディウブはアラビア語で狼の長老みたいな意味。
個体名の由来はアラビカ種コーヒーの『ムンドノーボ』。
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〈パーピュラシナ〉
属 性:中立・汎(Neutral-Neutral)
性 格:慎重
忠誠度:高
魔素依存度:低
食屍鬼首領家の姫。第二王女。既婚者で妊婦。
物語開始前に起こった大規模な戦争にて獣騎士ゲヴランツに目の前で夫を殺され、亡骸の傍で『不浄』を斬り落とされた上で凌辱される。コナに助けられたものの瀕死の状態でお腹の子供共々余命幾許もない状態だったが、魔王の『洗礼』と『祝福』を受けたことで回復。恩人である魔王に忠誠を誓う。
背は高い方。胸も大きい。
名前の由来はアラビカ種コーヒー『パーピュラセンス』。
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〈ヴィルダ〉
属 性:混沌・汎(Chaos-Neutral)
性 格:冷静
忠誠度:高
魔素依存度:低
食屍鬼の戦士。カトゥーラの部下で騎狼弓兵隊所属。
他所の群れから合流した食屍鬼の子孫で、戦士達の中では下っ端。剽軽で明るいが計算高い性格。勝てるのであれば魔物の略奪行為も気にしない。
コナほどではないが恵まれた体格を持つ。胸のサイズは並み。髪や尻尾の毛は灰色に黒い斑模様が入った珍しいタイプ。
名前の由来はアラビカ種コーヒー『ヴィラ・サルチ』。
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〈ケント〉〈イカトゥ〉
食屍鬼の戦士達。ネームドモブ。
モニカの部下。一方は戦闘での負傷で隻腕、もう一方は人間に受けた拷問で両眼を刳り抜かれている。
罠に掛かって絶体絶命となったモニカを逃がすため、命を投げ打って戦った。
名前の由来はアラビカ種コーヒー。
〈ティピカ〉〈ブルボン〉
食屍鬼の女戦士達。ネームドモブ。
名前の由来は同名のアラビカ種コーヒー。
〈スマトラ〉〈パーカス〉〈ウバダン〉〈マラゴ〉〈ヴィーア〉
食屍鬼の戦士達。ネームドモブ。
いずれもコナの子供。戦場で果て、その魂を獣騎士ゲヴランツの『賜具』に捕らえられてしまう。しかし魔王によって解放され、昇天する間際に母親であるコナへ力を託した。
名前の由来はアラビカ種コーヒー。
〈ディゴ〉
食屍鬼の戦士。ネームドモブ。
パーピュラシナの夫。彼もまたゲヴランツに魂を捕らわれていたが、魔王によって解放され、昇天する間際にコナへ力を託す。
名前の由来はアラビカ種コーヒー。
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〈エルノイン〉
属 性:中立・汎(Neutral-Neutral)
役 割:僧正(ビショップ)
等 級:三ツ星(★★★)
性 格:虚心
忠誠度:■
魔素依存度:低
能力値:
力:E/魔:E/耐:C/知:A+/速:C/運:B
人造人の少女。製造番号はL9。
給仕型の人造人。完全な成り行きで魔王の旗下に加わる。『洗礼』は施されているが、人造人であるため『祝福』による改造は出来なかった。
白い肌と白い髪、赤い眼が特徴。髪型は三つ編み。生殖能力はないが性交は可能で、他の人造人達と同様に第005号砦ではセクサロイドも同然の扱いを受けていた。ただし自我に乏しく天使と同じく人間には絶対服従であるため、人間に対し恨みなどの感情は一切ない。
魔王から貸与された懐中時計によって『橋ノ巨人』の召喚が可能であり、直接戦闘や敵を道連れに迷宮の最奥への空間跳躍を行える。
名前はL9のドイツ語読み。モチーフは特になし。
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〈ルースルカリィ・レ・ファニュ〉
性 格:???
役 割:???
等 級:???
性 格:???
忠誠度:無
魔素依存度:???
能力値:
力:?/魔:?/耐:?/知:?/速:?/運:?
吸血鬼の女王。現存する唯一の原種の吸血鬼。
独自に創造した異空間に、配下である亜人の吸血鬼達と引き篭もっている。〈太陽のない世界〉の至る所に使い魔の蝙蝠を派遣し、常に世情を把握している。そして獣騎士ゲヴランツを討ち破り第005号砦を攻略した迷宮管理人に強い興味を持った。
闇ノ眷属の中で最も強く、創造主に最も愛されていたという。
名前の由来はアイリッシュワインの『ルスカ』、『カーミラ』の作者シェリダン・レ・ファニュ。
モチーフは『カーミラ』のモデルの一つとされるエリザベート・バートリー。