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ChatGPTに有効数字の定義を聞いてもまともな回答が返ってこなかったのでAIの価値について少し考えた

 有効数字とは何か? 工学系じゃないとあんまりなじみのない言葉なんですかね。測定した数値の精度を確保するための考え方です。

・有効数字の概念
 電子秤で水を計って100.2gと表示されたとします。その場合の秤の精度は、四捨五入すると100.2gとなる100.16~100.24gの範囲と考えられます。
 100.20gと表示された場合は100.196~100.204gと考えられます。
 100.2gと100.20gは同じに見えますが、測定値などの場合はこのように精度を示すために桁が重要となります。そして有効数字で言うと100.2gは4桁、100.20gは5桁となります。
 そして異なる有効数字の数字を計算する場合にも規則があります。
 算数の足し算では1.2+1.05=2.25となります。しかし有効数字を考えると1.2は2桁、1.05は3桁となります。この場合は精度の悪い方、有効数字の小さい方に合わせます。
 そのため測定値などでは1.2+1.05=2.25→2.3となります。

・ツイッターで見た有効数字に関する疑問
 そして本題ですが、発端となったのはツイッターで見かけた小学校の算数のテストでした。
1.2+2.8=4.0 これに×がついていて、答えは4という事でした。
 結論から言うと、この答えは4が正解です。
 Twitterでは有効数字を考えれば4.0が正しいという意見もありましたが、これは算数であり概念的な数字なので精度は関係ありません。1.2は1.2であり、1.16~1.24の幅を持つ数字ではないからです。そのため不要な末尾の0は消すべきであり、算数、数学の答えとしては4が正解です。

・AIからの誤回答
 この算数と有効数字の桁の扱いがよく分からなかったのでCHATGPTに聞きましたが、下記のような回答がありました。

AIから引用
1.2 + 2.8 = 4.0(数学的には正しい)。

しかし、有効数字のルールに基づき、小数点以下1桁しか信用できないため、最終的な結果は 4.0 ではなく、4 と表記するのが正しいです。

1.2 + 2.8 = 4.0 は、有効数字の観点では誤りです。正しくは 1.2 + 2.8 = 4 と表記するべきです。

引用終わり

 分からない状態で聞いたので、最初は言っている意味が分かりませんでした。その後ネットで検索したところどうやら誤りと分かり、指摘した所逆の回答、つまり正しい回答をしました。

・すっとこどっこいのAIに関する疑問
 なぜこのような間違いが生じたのか? そのことを聞いてみましたが、学習したデータに間違いが含まれていたり、特異な事例が含まれているからと回答がありました。

AIからの引用
AIは膨大なデータを学習して知識を提供するツールですが、すべての分野で完全な正確性を保証するものではありません。特に、数学や工学のような厳密さが求められる分野では、以下のような限界があります:

学習データが不十分または矛盾している場合、その影響を受けて誤った回答をする可能性がある。
質問内容が曖昧な場合、AIが文脈を誤解することがある。
AIは常に「人間のサポートツール」であり、人間のように深く考える能力や専門家レベルの厳密性には限界がある。
引用終わり

 有効数字の概念は基本的な決まりであり、ずっと使われている考え方です。そんな基本的な事さえ正しく判断できないAIに何の価値があるのだろうかと思いました。
 ブリタニカ百科事典を学習させたAIもあるそうですが、そういう確実性の高い情報のみを学習したAIでないと信用できない感じです。しかしそういうのは汎用性が低いらしいので一長一短のようです。

 ゴミを含んだデータで学習する以上、人間が勘違いして間違えるような誤回答が原理的には発生し続けるように思われます。AIは全然知らないので分からないのですが、なにかいい学習方法があるのでしょうか?学習量が一定量を超えるといわゆるシンギュラリティを迎えてなんかいい感じに頭が良くなるのでしょうか?わからんちんです。

・AIの利用
 実は今書いている鋼のアルヴェンタインにもAIを活用しています。人名とかモンスターの名前とか考えるのが苦手なので、そういうのを30個くらい考えてもらって良さそうなのを使っています。
 小説そのものも書いてもらったことがありますが、設定を打ち込んでも私の感覚からすると下手くそな文章しか出てこなかったので使えないと思いました。また設定を打ち込むだけで面倒くさいので、そうであれば自分で書いた方が早いような気さえしました。

 基礎的な概念すら間違う可能性があるので、この程度のアイデア出しくらいにしか使えないのかなという印象です。しかし世間ではAIを使ってビジネスを加速!みたいなことを言っているのでよく分かりません。無料のAIなのであほなのかもしれませんが、今の所金を払ってまで試す気にはなりません。

 間違う可能性があるが何かしら答えてくれる。というのはある意味人間に近くてそれが向く分野もあるんでしょうかね?愚痴を聞くサービスとかには使えるのかも。

 そういえば先日応募した創元SF短編賞のWEBフォームでもAIを使ったかどうかみたいな項目がありました。短編程度ならAIに複数書いてもらって、良さそうな設定のものを書き直すとかで出来るのかもしれないですね。

 ということで取り留めのない内容でしたがこんなことを最近思いました。
 とっぴんぱらりのぷう。

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