こんにちは、浮世雲です。
本日から、新しい連載『あたしの値段は八貫文 ―平城京の物語―』を始めました。
きっかけは、平城京の跡から見つかった一枚の木簡のニュースでした。そこには、一人の女性が売られた記録が残されていました。名前と年と、値段。そして裏には「逃人」――逃げた人、の二文字。
千三百年前、その人に何があったのか。
読めない一字の向こうにいた人のことを、想像して書いた物語です。
主人公は、都の東市で使い走りをする少年・安麻呂。
売られることになった婢・須良売が逃げ出し、安麻呂は彼女を探すことになります。期日は十日。重いテーマを扱っていますが、二人の掛け合いを楽しみながら、市の喧騒や奈良時代の暮らしごと読んでいただけたらうれしいです。
全15話・完結済みです。
毎朝7時に1話ずつ更新します。
プロローグは、現代の発掘現場から始まります。
よろしければ、のぞいてみてください。
なお、『光届く街、函館。』も、これまでどおり毎日19時に更新しています。
朝は平城京、夜は函館で、お付き合いいただけたら幸いです。