発行・マヌケ出版社、とある。
実は秋ごろに、アマゾンで予約可となってるのを
みつけてはりきって即予約したのに、
いつまでたっても届かない。
そうです。
なんだかの事情で、いつの間にか発禁になっていたっぽい。
おそらく、
長きにわたり極秘にされていた、死亡鑑定書がらみが理由かな。
3人がぶっころされ、筵でくるまれ、
汚水まみれの井戸に投げ捨てられていたときの所見が
死亡鑑定を行った軍医の手で
詳細に記載されている。
淡々と、詳細に記載されてはいる。
でもその所見の文章の文字と文字の間から、
壮絶な暴力に対する、
人間の尊厳をここまで犯せるものなのかというような
底知れぬ怒りが血しぶきのごとく滲みだしていると感じるのは
わたしだけではないだろう。
アマゾンではじかれたこの本たちが
なんで私の手にあるかというと、
昨年、伊藤野枝ファンによる地元のNPOが立ち上がり
わたしもその立ち上げ要員のひとりであり、
全国のファンの人々と繋がりができ、
版元の方が直接私たちに、欲しい方には通販いたしますの
お声かけをしてくださったといういきさつでして。
届くところには届くもんなのですね。
彼らの最期の姿。
知らなかったわけではないが、
あらためて記述を読むと、
身体のあちこちに痛みが走り、しんどくなり、陰鬱になる。
残酷以外のなにものでもない、ころされ方。
みっつの遺体を井戸から出した時の様子を
スケッチした“附図”が一枚あり、
「水面ニハ小木片、藁、煙草吸殻等一面に浮遊セリ」
とある。
いまだに人の定義はなんだかわからないけど
悪魔の定義があるとすれば
大して変わらないのかもしれない。