昭和逆行投資録――50歳、知識チートで小学生からやり直す
完結にあたって ―― 読者の皆様へ
読者の皆様、これまで本作を最後まで温かく見守り、一緒に激動の昭和から令和までの道のりを駆け抜けてくださり、本当にありがとうございました。
この物語は、「もしも今の記憶と知識を持ったまま、あの懐かしくも熱かった時代に戻れたら」という、誰しもが一度は抱く普遍的なロマンから始まりました。50代の主人公が小学生の肉体に宿り、未来の知識(チート)を駆使して株や投資、そして時代の荒波に立ち向かう姿は、書いていて私自身もあの頃の熱量を追体験するような、特別な興奮に満ちた日々でした。
1980年代のバブルの狂乱、缶飲料の普及やガラス瓶の回収といった日々の生活の移り変わり、そして技術的特異点(シンギュラリティ)へと至る激動のサイバー戦……。各時代を彩った空気感を、皆さまと共有できたことは作者として最高の誉れです。
佐藤一真、陽太、颯、そして次世代を担う「鋼」へと受け継がれた『魂のライセンス』の物語は、ここで一区切りとなります。世界がどれだけデジタルに、効率的に変わろうとも、人間が自らの意志で選択し、情熱を持って泥臭く生きることの美しさを、少しでも感じていただけたなら幸いです。
毎日の更新を楽しみにしてくださった皆様のコメントや応援こそが、この長大な旅路を支える最強のブースターでした。
一真たちの物語は完結を迎えましたが、彼らの紡いだ轍(わだち)は、きっとこれからの未来へ向かって走り続けます。またどこかの新しい物語、新しい路上でお会いできる日を楽しみにしております。
皆様のこれからの歩む道にも、素晴らしい「納得」と「最高の加速」がありますように!
―― 感謝を込めて。