「王が不在だったせいで世界が崩れた? それって、本当に理由になるのか?」
第二幕「空虚なる王」を終え、劇場内は休息の時間へと移る。
だが、レオンの思考は止まらない。
神々の去った世界、崩壊を食い止めるはずだった王の不在――それは、本当に“王”がいなかったせいなのか?
アクセルは言う。
「王がいたって、世界が滅びる時は滅びるさ。大切なのは、誰が“動く”かだろ?」
マリアは微笑む。
「王という象徴だけで世界は導けるのでしょうか?」
休息のはずの時間は、いつの間にか“問い”の時間へと変わる。
神話が描くのは単なる寓話か、それとも何かの暗示か。
レオンは未だ霧の中にいる――だが、探求を続ける限り、その先には何かがあるはずだ。
そして、第三幕の幕が上がる時、その答えはさらに深まっていく。
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『便利屋ハンドマン-Rewrite-』カクヨムページ
(
https://kakuyomu.jp/works/16817330652190531145) 「王とは何か?」 そして、「本当に必要なものとは?」
問いを抱えたまま、物語は次なる幕へ――。