新年あけましておめでとうございます。
では
トットットットッ
木魚の拍子に合わせ,読経が聞こえる。
「まず、合掌」
鐘撞堂に参拝に来た方と一緒に合掌をする。
「鐘き紐の上下をできるだけ離して持ってください」
見本のように鐘き紐を握って見せると,それに沿うように相手も握ってくれる。
「合図をしましたら紐を引っ張ってください。後ろにグゥっと」
鐘木が暴れないようにそっと抑える。せっかちな参拝者だと、ここで引っ張ってしまう。
抑えるのは、骨が折れます。
鐘撞をつく感覚を測っている人からと掛け声」
「3、2、1、はい」
「どうぞ」
と声をかけると参拝者の拳に力が入る。紐を引く瞬間に合わせて、すっと鐘木を横にずらしてあげる。
「!」
参拝者がひく紐が張り、鐘木がひかれる。
⭐︎
毎年、菩提寺の除夜の鐘撞の手伝いをしている。つってある鐘木の横に立ち、参拝者のつく手伝いをしています。
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目一杯引かれた鐘紐が前に押し出される。押された鐘木の先が梵鐘と鐘座を目指す。
グッアアアアアーわぁアアアアアーン
梵鐘が鳴り響く。
残心をしている参拝者に
「終わりに合掌。右手に移ってください。次の方」
手を伸ばせば届くところで鐘が鳴る。耳から入り、頭も揺さぶられる。こんなことが参拝者が尽きるまで行われる。
日が替わり,いつの間にか新年になっても続けられる。
これを108回。
四苦八苦 よんかけるはち はちかけるはちを足して108とか
六根に良・悪・平の3をかけて、さらに浄・染めの2をかける、最後に前世・今世、来世の3をかける
色々と数のことは言われますが、こんな大音響を間近で108回。
煩悩をなくすためにつくとはいえ108回
堪りません。
しかし,深夜です。煩悩は無くなったかもしれませんが、真っ新になったところに,今年の初煩悩。耐えられず眠たくて寝落ちしました。
悟りを開く道は険しいですね。
除夜の鐘については
夢神 蒼茫 様
ぶつ☆もん
で 詳しく 面白く 書かれています。
https://kakuyomu.jp/works/16817330661901939677/episodes/16817330669275213080ぜひ