ハラハラと降りてきた。手をささげ持ってみると、そこに降りてくれる。風がお裾分けしてくれました。黄色くなった銀杏の葉っぱ。
「お兄ぃ、見て」
「おっ、銀杏のだね。綺麗な色してる」
お兄いも笑顔。
「いきなり寒くなったからね。秋がないよな」
「暑かったと思ったら、いきなり寒っ、だもん」
「だね」
でも、私は笑顔で上を仰る。目の前は一面の黄色。銀杏が紅葉しています。
「でも秋は忘れてなかったね。この葉っぱ届けてくれたもん」
「そうか冬も入り口なんだ」
お兄ぃと見ると感慨一入。
「授業終わったら、いつもの公園寄りません」
「いいね、寄っていこう」
そう、今度は'紅'が待っている。
一孝さんの呼び方をお兄ぃに戻したの。だって,みんな言うの。くん、さん、君に、っち。私だけのものじゃないの。だからお兄い。私だけのもね。私も貴女だけのものよ。ウフフ
秋がないと言われていますが、今になって,それらしくなりました、