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【イラスト】『好きこそ物の上手なれ』を疑わず、叶わない者

天嶺創成高校サッカー部、MF? 背番号……15、ってことにしておこうかな。

サッカー少年。
小学生の頃からサッカーを続けている。
だが。
特別上手かったことは一度もない。

所属したチームでは、いつも控えだった。
中学でも同じ。
レギュラーにはなれない。
試合にもあまり出られない。

それでも辞めなかった。
サッカーが好きだったから。

居庭は最高のベンチウォーマーだった。
全力で応援する。
味方の準備を手伝う。
給水を運ぶ。
落ち込んだ選手に声を掛ける。
誰かが困っていれば動く。
それが当たり前だった。

試合にも出ない。
だから見る。
ひたすら見る。
味方を見る。
敵を見る。
どう動きたいのか。
何が欲しいのか。
何に困っているのか。
そんなことばかり考えていた。

そして時々思う。
もし自分が出るなら。
あそこに立てば、パスを受けられるんじゃないか。
あそこで待てば、助けられるんじゃないか。
もちろん。
ただの空想だった。

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