いつもお読みいただき、ありがとうございます。
「さよなら、『いーちゃん』」は、公開後に何度も本文へ手を入れてしまいました。まず、そのことを深くお詫びいたします。公開された作品は、その時点で読んでくださった方のものでもあります。それを後から幾度も書き換えたのは、ひとえに私の未熟さによるものです。すでにお読みくださった方、とりわけ早い段階で読んでくださった方には、本当に申し訳ありません。
理由は、公開時の推敲が足りなかったことに尽きます。読み返すたびに、私の胸のうちにある「私」と「いーちゃん」の関係を描くには、初めに公開した版では不十分だと感じました。そのたびに書き足してしまった、というのが実情です。
現在公開している版を、暫定の最終改訂版といたします。今後、誤字の修正を超えて本文に手を入れた場合は、このノートのコメント欄に追記してお知らせします。
公開後の改訂は、以下の通りです。
・手紙を預けた相手「みっちゃん」について
なぜ彼女に託したのかを数文と、彼女を思い出すための手がかりを一言、書き加えました。
・両親について
「親」とまとめていたところを、父と母に書き分けました。
・語り手が返り討ちにあう場面
振りほどかれたあとにもう一手、数文を足しました。
・妹が母について語る場面
父と母、それぞれへの恨みの重さが釣り合うよう、書き足しました。
・終盤、「いーちゃん」という名前について
一文を書き加えました。
・第2話「あとがきに代えて」の追加
お礼と、本編には盛り込めなかった裏設定を書いています。
・位置づけ
本作をコレクションの最終話と改めました。紹介文と概要も、それに合わせて書き直しています。
筋と結末は、初めの版から変わっていません。読み直していただく必要はありませんが、もう一度開いていただけるなら、初めの版より少しだけ、二人の輪郭がはっきりしているはずです。
改めて、度重なる改訂をお詫び申し上げます。そして、それでも読んでくださったことに、心から感謝いたします。
※本作は自死を扱っています。加筆した箇所には家庭内の暴力の描写を含みます。苦手な方はご注意ください。
「さよなら、『いーちゃん』」
https://kakuyomu.jp/works/11054822663938852906
コレクション「私と『いーちゃん』」
https://kakuyomu.jp/users/tsuyomasu0418/collections/11054822663510053929