千里の夢
🧊❄第二百五十八話 雪華の砂時計⏳⛓️
https://kakuyomu.jp/works/16816927861803426006/episodes/2912051602948682197
||◣《言の葉録 by 白影院 釋尼 雪麗 ハクエイイン シャクニ セツレイ》 ◢||
「四方四季の庭が五行へ回帰し、この封印が融けるのは今ではない……もう分かっているでしょう? 」
➤ 漣廻寺の、四方四季の秋庭を守護する、冬の四季神。四季神は、亡者を模した存在である。
この世ならざる儚さで出来た硝子細工のような、女性。腰まで伸びる白銀の長髪を払えば、空《くう》をさらりと流れる。横に広がる雪華の鹿角が真白のあまり、樹氷群に同化するようだ。雪の地紋が繊細な白袴の上に、白狐の毛皮が縁取る羽織を纏う。白レースで瞳は見えないが、儚く微笑む。涼やかな声だ。
✧︎*--------------------------------⋆✦