700万円で開かれた《第三処刑》。
インフルエンサー姫宮リリカに突きつけられたのは、災害支援募金16,000万円を「自分の会社へ移した」という疑惑だった。
協賛企業からは問い合わせが殺到。
支援会場では企業名が外され、それでもリリカは、集まった親子への物資配布を止めない。
そんな最中、無理をしていたスタッフが倒れる。
撮影班はカメラを止めた。
倒れた本人の許可が出るまで、その映像は使わない。
――そのはずだった。
わずか数分後。
BAKUのアカウントに、舞台裏で撮影されたばかりの動画が投稿される。
《休んでいい。でも、待ってる子どもはいる》
その映像を撮ったのは、小森ではない。
そして何より――
BAKUは、今も失踪したままだ。
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第8話 700万円で売られる善意。笑顔を止めた瞬間、全部が偽物になる
https://kakuyomu.jp/works/2912051605700470697/episodes/2912051605770622446