白川ちさと

異世界転移を繰り返す勇者［イサム・ツチノヒ］の物語です。

ミステリ界の新鋭・逸木裕の最新作は、ミステリ純度の高い連作短編集『五つの季節に探偵は』。“人の本性を暴かずにはいられない”厄介な性質を持つ女性探偵・みどりが遭遇した、魅惑的な五つ…

【KAC2022⑦その１】お題：出会いと別れ そろそろプロポーズされるのかも……と、思っていたら、彼は突然「月に移住する」と言い出して——

推しの連載小説を楽しみにしている作家志望の主人公。 彼女には、漫画家志望の女友達がいた。 しかし、別れは突然やってきて……。

【KAC2022④】お題：お笑い／コメディ あの作家兄弟が、今年もKACに挑んでいるようです。

『ジャンル:現代ドラマ』 ……だから運営さんは、早く『コメディ』ジャンルを作ろう！！！？ 　KAC20224『お笑い・コメディ』。 　なおこれは事実を元にしたハクション、いやフ…

帝国首都大学アニメ研究会部長、六道感美には野望があった。

　一目惚れをした。｢これ以上に、好きになる相手はいないだろう｣と思った。 　しかし同時に、｢彼女の心がこちらを向くことはない｣と確信した。 　具体的な根拠はない。しかし、私は人よ…

りゅうを倒すにはお金がかかる。追い払うのはそれより、安価で済む。 だから、竜払いという仕事がある。 同一主人公による、基本的には一話完結の旅の話です。 途中から読み始めても、…

このお話は東京で生まれながら新潟の田舎に預けられ、王子と呼ばれ幸せに育った私の子供時代のエピソードを繋いだ作品です。愉快な話も全て実話です。特に女性、お母さん、新潟県民の方にぜひ…

自分で稼いだお金ですので、自由に使わせていただきます

後輩の熊五郎達とVtuberの推しの話になりまして、全員同じVtuberが好きになったってもんだから、 比べようってわけじゃないんですけど、それぞれがどんな推し活をしたのか？って…

目の前には暗闇。 道は見えず、背中には死の影。 踏み出す足に、どうか光を――。

宇宙船の中でひと呼吸を置く船長とオペレーターのひとコマ。 オウル＝宇宙船NOAH（ノア）の船長で、先発船が発見した新星に向けて航行中。 ミノリ＝宇宙船NOAHに搭乗するオペレ…

彼女は決断が速い。 僕が「もう少し考えようかな」と思っている間にはすでに行動に移っている。そんな彼女が僕に告白するのにも、もちろん時間はかからなかった。 「好きです。私と付き合…

ブラックな会社に自身をおしつぶされそうになった男は、逃げるように南の離島に訪れる。 東京での暮らしを忘れ、南の島を満喫する――しかし彼には、ひとつだけ懸念することがあった。 そ…

ロンドンから東に74㎞ほど進んだ英国の東南端、テムズ川の河口域に位置するシュピー島を中心とした完全環境型の独立都市ノア。 彼方にある異国より輸入した最新式の蒸気機関が吐き出す煙…

バッドエンドしか書かない先輩と小説家を殺したい後輩の、二人きりの文学部のお話。

　高校生になったばかりの染山琉生には、人には言えない秘密があった。 　それは、人の感情が色として見えること。 　元気な時はオレンジ、やる気に満ち溢れている時は赤、元気がない時は青…

悠木玲奈は気が付くと、 とある男性の部屋にいた。 思い出せるのは、迫り来る大型トラックと、 自分の名を呼ぶ男性の声。 改めて自分の様子を確認すると、 その身体は透けていて… …

小説を書いてネットに公開する楽しみを知った。 そんなある日、小説を書けなくなってきた...それは何故か？ 創作をする事に対しての喜びと葛藤を描いたお話です 他サイトでも公開した…

　レイラ・グレイス子爵夫人。今宵公爵邸で行われた夜会で注目を浴びる美貌のヒロイン。 　結婚している身であるのにも関わらず、主役の公爵を独り占めにし、一部の紳士たちと親しげに話した…

わたしは大学のアンサンブルサークルでチェロを弾く、アマチュアチェリスト。 電車の中でちょっとしたトラブルがあって、そのとき出会った わたし好みのイケメンが、ちょっと変わった提案…

　俺はお笑い芸人としても、時事問題を扱うタレントとしても中途半端な位置に甘んじていた。 　そんな俺の前に不思議な男が現れる。男は俺に聞いてきた。「お笑い界の頂点か？　日本の初代大…

漫画が好きな凪の推し、八尾が作中で死んだ。 たかが漫画のキャラクターでしょ、と友人に言われるも、死に嘆き悲しみに暮れる。 悲しみながら帰宅したとき、空室だった隣の部屋に新しい人…

日々のすき間時間にＳＮＳで写真を眺めている オシャレな写真を見ていると自分でもオシャレな写真をアップしたくなった 目指すは貴族のお茶会 カクヨムweb小説短編賞2021に応募し…

池原悦弥は、小学時代に担任教師から受けた度重なる体罰により、それまでの気勢を失った。 大学生となった今では起伏に乏しい生活を送っており、せっかく入った第一志望の大学でこれといっ…

「私、サンタクロースなんです」 夏の砂浜で、僕はサンタクロースを名乗る女性に出逢った。 何が欲しいか聞かれた僕は、多分ずっと手に入らないであろうものを、サンタさんへ告げることにし…

　SNSで「#サンタさんへのお願いを書こう」というハッシュタグが流行っているという。そんな噂を耳にした私は「プロの小説家になりたい」とツイートしてみた。すると……。 （主人公が…

クリスマスイブの夜。 町では、こどもたちが、枕もとにくつしたを置いて眠りについていました。 森でも、動物のこどもたちが、サンタさんを待ちながら眠っています。 夜が更けた頃、…

恋人居ない歴=年齢(30年) 良い人居ないの？結婚しないの？いつまで独身でいる気なの？ そんな言葉、もう聞き飽きた。 私はこれからも、誰にも邪魔されず一人を謳歌する。

ママに会いたいジェニファーは眠れなくて、窓に舞い落ちる雪を見つめていました。

幼なじみの男子［真知界王子］に女子［津多絵姫子］は愛の告白をした。 だが伝わらなかった。

　黒崎華月（くろさきかづき）は今年の春、高校1年生になった。 　入学祝いは彼女の誕生会と共に行われ、男手一つで育ててくれた父が衝撃の一言を放つ。 　――お前は、魔王の血を継いで…

文明の崩壊した嵐の中で、僕は生きるための道を選ぶ。

辺境の星にぽつんと建てられている、古風な塔。その内部には、無数の本が所蔵されている。 そこで蔵書の管理をする青年と、茶トラのメス猫アルカディア。 それは磁気嵐の荒れ狂う日に、と…

身寄りのない兄妹が、ある天気の良い日に施設を抜け出し、コンビニで赤いきつねを食べるお話です。 その後、彼らは別々の養父母に引き取られることになりますが…。 では、どうぞ。

　都内で働く独身会社員、阿賀野月音《あかの　つきね》三十五歳。 　毎年実家への帰省を催促されては、仕事優先で断って来た。 　だけど、少し疲れてきた。 　終電で帰宅したワンルーム…

「赤いきつね」「緑のたぬき」幸せしみるショートストーリーコンテスト参加作品

高校卒業間近。別れる彼氏に最後の嫌がらせを、とアップルパイに下剤を混ぜたテリ。結局受け取ってももらえず、落胆していると、近くの席にいた男が突然それを食べてしまった。自称詐欺師のそ…

主人公の原田早都は職場で言われた言葉がきっかけで通い始めた「先生が自宅で開講しているお教室」＝「おうちカルチャー」にハマっている。 「おうちカルチャー」で習っているのは、点心、パ…

一人暮らしの部屋の中から音がする 虫やネズミではないようだ カクヨムweb小説短編賞2021に応募しました ■■□■ 小説家になろうにも掲載しています https://nco…

オシャレな眼鏡を探して眼鏡屋に行きました そこで見つけた気になる目薬 オシャレなデザインに惹かれて買いました 装着液にもなるこの目薬を使うと映像が見える どうやら未来の映像らしく…

公園内にある博物館に行った。 すがすがしい空気にきれいな風景。 ひょんなことから初対面の男性とお茶することに。 そしてそこからなぜか、ライブハウスに行くことになった。 地味で内気…

「今晩あたり、狐が降るかとおもって」 工場に勤めて漫然と日常を過ごす《僕》は、寂れた峠にひとりたたずむ女を見掛けて、おもわず声を掛ける。 彼女はひとつに結わえた髪を揺らし、振りか…

どうぞ「1」から順にお読みください。そうでないと意味がわからないと思います。 30話もありますが、すぐに読み終わります。 できればブラウザで読んでいただきたいです。 カクヨム…

　あるところに一匹の三毛ねこの男の子がいました。 　名前をみけといいました。 　みけは、三毛模様のとても美しい三毛ねこでした。 　男の子の三毛ねこは、とても珍しかったので、みけ…

一年に一度、僕の誕生日に、空の向こうにいる母から魔法が届く。 自らを『魔女』だと語る母は、『世界の隠し事』を知っている。 『世界の隠し事』は、僕が十八歳まで良い子でいれば、教え…

カクヨム甲子園2021ロングストーリー部門奨励賞受賞作。 男子バスケ部のマネージャー、陽咲は先輩達の卒業式を終え、部室で一人ボールを磨いていた。そこへ陽咲の想い人、梅慈先輩がや…

怜奈は雨に囲まれる静寂が好きだった