ここまでお読みいただき、ありがとうございます!
作者の月影朔です。
第2話、いかがでしたでしょうか。
絶望の淵で、いよいよ物語が大きく動き出しましたね!
まさかのモンスター出現からの異世界転移。ここから冬夜の逆転劇が始まります。
さて、今回も本編では採用されなかった「ボツネタ供養」の時間がやってまいりました(笑)
第2話にも、実はいくつかの没ルートが存在したんです。
【ボツネタ供養①:主人公、キーボードで戦う!?⌨️】
モニターから出てきたゴブリンに対し、冬夜がただ殺されるのを待つのではなく、とっさに反撃を試みるという案がありました。
武器はもちろん、長年愛用したゲーミングキーボードです(笑)。
「うおおお!」とか叫びながら、キーボードを振り回してゴブリンに殴りかかる。しかし、ザコとはいえモンスターの力は強く、あっさりキーボードを破壊され、万事休す……!というところで転移の渦に吸い込まれる、という流れでした。
▼なぜボツになったか?
→転移前の「完全な無力感」を強調したかったから!
この物語は、何の力もなかった主人公が異世界で絶対的な強者へと成長していく物語です。そのカタルシスを最大化するために、転移前は「徹底的に何もできない存在」として描いた方が、後の無双展開とのギャップが際立つと考えました。冬夜、すまん。君にはもう少しだけ無力でいてもらった。
【ボツネタ供養②:まさかの鉢合わせ!修羅場×モンスターパニック😱】
リビングでの騒ぎを聞きつけたミサキとタカシが、「何よ、うるさいわね!」と寝室から出てきてしまい、ゴブリンと鉢合わせする……というカオスな展開案もありました。
目の前の異形に悲鳴を上げるミサキ、腰を抜かすタカシ、そしてゴブリンに襲われる冬夜。まさに地獄絵図ですね。最終的に、冬夜だけが転移の渦に吸い込まれ、現代に恐怖する二人(とゴブリン)が取り残される、という流れです。
▼なぜボツになったか?
→物語のテンポとテーマがブレるから!
異世界転移という物語の核心イベントの直前に、元カノたちとの人間ドラマを挟むと、話のテンポが著しく悪くなると判断しました。ここは冬夜の「絶望」と「異世界への旅立ち」だけに焦点を絞るべきだと考え、二人の再登場は泣く泣くカットしました。彼らへの「ざまぁ」は、もっと後のお楽しみということで!
以上、第2話のボツネタ供養でした!
これから冬夜が、この理不尽な状況をどう乗り越え、最強への道を歩むのか。
ぜひ、彼の物語の続きを見届けていただけると嬉しいです。