「戦力の50%を失うと壊滅」
当たり前のように言われることですが、
これって何か根拠があるのでしょうか?
もしご存じの方がいらしたら教えていただきたいです。
私はこれ、都市伝説みたいなものだと思っています。
何年か前に一生懸命ググったんですけど、
根拠らしい根拠が見つからなかったんですよね。
唯一それっぽかったのが、
米軍のシュミレーターかなにかで
戦力の50%を失うと有効火力が維持できなくなる、
みたいな情報はあった気がするんですが
「全滅」とはニュアンスが違いました。
こういう根拠なんじゃないか、
みたいな考察は結構見るんですが
いまいち納得できない。
例えば兵数の半分は後方支援要員だから、
実際に戦う兵士が壊滅したら
兵力が50%なんじゃないかとか。
ただこれは順番が逆な気がして、
前線の兵士が壊滅した結果
兵力が50%になってるわけですよね?
そもそも後方支援要員だけ残ってる状態が
兵力50%なのかという疑問もありますし。
でも「しっくりこない」レベルであって、
この説を明確に否定するわけではありません。
別の点で言うと、この話の考察で
「相手の戦力」まで考慮して話している人を
あまり見ないんですよね。
戦力を失うってことは当然、
戦闘状態における話なわけで、
相手の状況を無視した話に意味があるとは思えない。
たとえば10人対10人で戦ってて、
相手が6人まで減っているのに
こっちが5人だと「壊滅」なのでしょうか?
こちらが1000人、相手が100人で戦って、
相手が60人まで減ってるのに、
こちらが500人まで減ったら「壊滅」なのでしょうか。
相手との相対的な戦力差を無視して、
自軍の損耗だけで考えるのは意味がない気がします。
逆にいくら戦力が勝っていようが、
統制が取れずに損耗が増えるような状況であれば
いったん退くことも必要でしょうし。
まあ「50%で壊滅」はあくまでも目安の話であって、
細かく状況を想定する話ではないと言われたら
その通りなのでしょうけど。
似たような話で
「戦略的勝敗は戦術的勝敗では覆らない」
みたいな話もありますよね。
元かどうかは知りませんが、
有名にしたのは某スペオペで間違いないと思います。
これに関しては「それはそう」なんですが、
「だから何?」って印象なんですよね。
たいていは戦略的勝利は戦術的勝利を前提としていますから。
そもそも某スペオペのあの時の状況だって、
「戦術的勝敗では覆らない」とは言えなかったと思うので。
詳しくは覚えていないですがあの状況って、
A国が占領され、A国の軍の残党が抵抗している。
B帝国の皇帝が自ら大軍を率い、その残党を討伐する。
B帝国はすでに
「A国を占領する」という戦略目標を達成しているので、
残党がどれだけ暴れても
それを覆すことはできないという話だったと思います。
ただこの残党がめっぽう強かったので、
B帝国の大軍を打ち破れば治安維持に必要な戦力が
足りなくなった可能性はありますし、
残党側が狙っていたように皇帝を討ち取れれば、
B帝国は政治的に混乱して
A国の統治どころではなくなっていた可能性もある。
戦術的勝利で戦略的勝利が覆らなかったかと言われると
納得できない部分があります。
もちろん私の知能では理解できていないだけで、
上の二つの話は正しいのかもしれません。
ただ何を言いたいかというと、
「当たり前」とされていることが正しいのかどうか。
無条件で受け入れるのではなく、
考えてみることも大事なんじゃないかなという話でした。