一世紀頃の中国辺境で起きた徴姉妹の反乱を元に創作した小説です。
古代ベトナムでは独立の象徴とも言われる伝説な姉妹です。
あくまで歴史の隙間を突いたフィクションです。
遠征ルートはたぶんこんな感じ。
1. 進軍ルート(赤線・青破線)
洛陽(首都) ➔ 荊州(長江渡河) ➔ 合浦郡(嶺南の拠点)
中原の洛陽を出発した馬援軍は、荊州で長江を渡り南下。合浦郡に到達した時点で「水陸二隊」に分裂します。
陸路本隊(馬援・劉隆): 合浦 ➔ 鬼門関(広西の山岳難所) ➔ 交趾(紅河デルタ)
切り立った切り通し「鬼門関」のシダや巨木を伐採しながら進軍し、交趾へ侵入します。
水路補給隊(段志艦隊): 合浦 ➔ トンキン湾海路 ➔ 交趾沿岸
補給艦隊2,000余艘で沿岸を進みますが、段志が合浦でマラリアにより病死します。
2. 主要決戦・残党追撃ルート(紫矢印)
浪泊(ランバック): 紅河デルタ奥地。雨期の酷熱と風土病(マラリア)に耐えながら持久戦を展開した最大の激闘地。
禁谿口(キンケイコウ): 浪泊崩壊後、徴弐(阿二)が生け捕りにされた最終決戦地。
居風県(キョフウ県 / 現ベトナム中部・タインホア省周辺): 逃げ延びた百越の部族指導者・都羊(とよう)らを徹底的に追撃した「漢の極限の最南端」。
3. 帰還ルート(橙点線)
居風県 ➔ 洛陽(凱旋)
最南端の居風県で「馬援銅柱」を建立し、没収した百越の「銅鼓(どうこ)」を溶かして馬の像を作り、光武帝に献上して洛陽へ凱旋しました。