この部屋は設計上「存在しない」はずだった 下町の古い集合住宅・404号室に引っ越してきた編集者の〈私〉は、 天井の低さや、何度も塗り重ねられた外壁に、説明のつかない違和感を覚える。 夜になると、天井裏から音がする。 それは最初、ただの生活音だった。 だが次第に規則性を帯び、 「意味を持っているように」聞こえ始める。 建物構造図、過去の入居者記録、点検・修繕履歴。 調べるほどに、この建物には 設計上「記載されていない部屋」が存在していることが浮かび上がる。 …
2月2日に更新