私は高校生の頃から二次創作から自創作までずっと小説を書いてきたのですが、妊娠出産で全く書くことが出来なかった期間が五年ほどありまして、リハビリ兼ねて書いてみたのが本作になります。
五年の間も色々と別作品の構想だけはしていたものの、本作は思いついてから突き動かされるように八話くらいまで一気に書いてしまいました…
群像劇だけにヒロインごとにもテーマは沢山あるのですが、今まで触れてきた作品で「女の子にはお姫様と、選ばれなかったその他大勢が居る」みたいなのどれも印象深かったもので、それを自分で書くとしたらどうなるかな…と考えてみて「選ばれたり守られるお姫様でなくても、いっそヒールの足で立つ女王様になったら良いのでは?」に行き着きました。
なのでヴィヴィアを助けたりロールモデルになるのはトワやリヴィアンなど強い女であって、女の子だったヴィヴィアもまた強い女を目指す形です。
メインヒロインだけに恋仲になる男性は居るけど、ヴィヴィアが格好良いタイプなので蜘蛛蘭は可愛いタイプに。
もう一つ欠かせないテーマが「性的同意」で。
SMは一見ハードなことしてるけど、そこは危険性を理解していたり互いの信頼の上。
強い性欲や特殊性癖は肯定しつつ、強要や搾取や暴力は否定しなくてはいけない。
その辺は月華園の面々と、アンデシンやモルガを対として描いていたつもりです。
悪役S嬢の物語自体はこれにて終わりますが、同じ世界観の話はまだ書く予定なので本作のキャラクターが再登場したりするかもしれません。