たてのつくし

　千紗にとって、中学生最後の夏休みがやってきた！ 　とはいっても、受験生の千紗に、バラ色の夏休みが待っているわけでもなく、不調だった期末テストや、苛々している弟や、何だか疲れてい…

気楽に、楽しく、思いついたことを、書いています。もしよかったら、覗いていって下さい。

　体育祭前日の夜、準備で帰りが遅くなった紗和は、たまたま下駄箱で一緒になったクラスメートの白井と、何となく一緒に帰ることになった。 　高校生活最後の体育祭で、一緒に実行委員をやっ…

ママの母校に合格するため、中学受験に追われる私。でも、できが悪い私は、ママを失望させるばかり。いつの間にか、パパは家に寄りつかなくなり、家族がばらばらになってしまった冷え切った家…

正直者の靴屋がおりました･･･。

私は、ももいろのきりんを作りたかった。 私は、ホグワーツに入学したかった。 私は、ホルモーをやりたかった。 私も、妖（あやかし）と交流したかった。

うちは姉と私の二人姉妹だったのに、雛人形は、とても地味なものでした･･･。 これは、私が幼い頃の、ちょっと変わった雛祭りの思い出です。

気がつくと、私はホームの縁に立っていた･･･。それは一浪の私が滑り止めの大学を受験した帰り道のことだった。 中学受験を失敗し、高校受験は希望とは違う高校に入学するしかならず、大学…

ネタバレになるので、何もお話しできませんが、良かったら読んでみて下さい。

　中学三年生になった千紗。悲しいのは、菊池亮介と違うクラスになってしまったこと。腹が立つのは、鮎川さやかは、今年も菊池と同じクラスになったこと。 　鮎川さやか。あたしと違って、足…

　二月、一年に一度のバレンタインの季節がやってきた。 　千紗の周りも、ざわざわし始めている。菊池は、さやかから貰うのだろうか？　いや、千紗こそ、菊池にチョコをあげるのか？？ 　不…

由美は、小学６年生。新学期から、塾の一番上のクラスに入れたのは良かったものの、新しいクラスでは、その授業スピードについて行けず、四苦八苦。 でも、塾の新しいクラスで、アホだと思っ…

　親の離婚によって、夏休みを境に『権藤』から『佐藤』へ、名字が変わることになった千紗。菊池から勇気を貰って、二学期初日に堂々と名字が変わることを宣言した千紗ではあったが、心の中の…

　中学2年の夏、千紗の父親が家を出た。知らない女の人と暮らすために。母と千紗と小五の弟伸行を置いて。だから千紗は、夏休みを境に、これまで名乗っていた権藤と言う名字を、母の旧姓の佐…