幼い頃から、君が喜ぶ顔を見たくて贈り物をしてきた。 そのひとつひとつに思い出があり、振り返れば宝物で。 僕と君の、贈り物の物語。 『ぬいぐるみ』、『恋と愛』、『懐中時計』のお題…

ある夏の日。突然の夕立に降られ、あざみ堂という和菓子屋でひとときの雨宿りをした。 そこで出会った店員の彼女と別の場所で再会し、一緒に甘味巡りをすることになり――。 『狐』、『…

臨時採用された高校で、生徒から学校で起こる怪談を聞かされた来栖。 それは学校に住まう怪人の話であり、来栖は怪人を追うことになる。 KAC2025 第2回お題「あこがれ」で書い…

高校の入学式を数日後に控えたとある春の日。 通学路の確認ついでに散策していたら、桃の花が咲いている古民家を見つけた。 その古民家の住人らしき老夫婦に声をかけられ、少し不気味だけど…

ピアノとの出会いにより、数奇な運命に振り回されることなった二人の少年の物語。 『捨てられたピアノ』、『アメジスト』、『岐路』のお題で書いた三題噺です。

事故に遭い、幽霊になった後に運命の出会いをした。 煙草で繋がる人と運命の物語。 【『神様がいるなんて嘘だ。』という書き出しから始まる話】というお題で書いた短編になります。

クリスマスデートをする年下彼女と、社会人の彼氏の一場面。 二人がお互いに贈り合うものとは。 『《〇〇》を贈る話』というお題で書いた短編になります。

中学三年の夏。花火大会の日に幼馴染の弓月悠が神隠しに遭い、世界から存在を忘れられてしまった。その世界で唯一彼女のことを覚えている羽山悠はひとり誰にも話せない悩みを抱えたまま生きて…

『選挙』『五月病』『タンポポ』のお題で書いた三題噺です。

『ラッピング』、『ユートピア』、『ホワイトアウト』の三つのお題で書いた三題噺になります。

美夜と碧人は幼稚園からの付き合いで仲のいい幼馴染だった。 しかし、美夜は中学校卒業と同時に親の都合で引っ越しをすることになる。引っ越しの前日、二人は近くの公園でお互いに寂しさと不…

クリスマスに思い入れも特別な感情も抱いていないとある大学生が、クリスマスの日に降った雪と共に出会った子どもによって、少しだけ世界が変わるお話。 『サンタクロース』『雪』『…

巡礼の旅をしている神父は、行く先々でトラブルを解決していた。 そんな神父が訪れたとある町で、賊に困らされているという相談を受け、神父は神に祈りを捧げる。 神父と神父の起こす奇跡…

梅雨の雨が降るとある日の朝。 雨が好きな男子高校生の主人公は、雨の日だけ家を早くに出て寄り道することにしていた。 今日もそれは同じだったのだが、お気に入りの場所で主人公は一匹の猫…

巷で噂になっている横断歩道に現れる女の幽霊。 ある日、大学のオカルト研究会に所属する鹿島と、オカルト研究会には所属してないが怪異の研究をしている石榑の二人は、噂になっている幽霊の…

『世界は実は五分前に始まったのかもしれない』 そんな世界五分前仮説を知ってからというもの、それを口実に苦手だった人付き合いを諦め、またそのことを理由に勉学に努力する変わり者の女…

『子どもになる夢 × 好きだったあの人と再会する夢』 ある日、大学生の佐々川波流は夢を見た。 それは叶うことのなかった初恋の記憶の残り香。夢に見たことで当時を思い出し、初恋の甘さ…

とある日の放課後、彼と彼女は通り雨にあった。そして、二人はそれぞれの思惑と気持ちのために行動する。 二人はまだ恋人同士ではない。しかし二人の共通する目的は相合傘をすることだった！…

『落書き』に温度はあるか？ 答えは『イエス』だ。 これはそんな『落書き』の温度に関する自分語りでそれ以上でもそれ以下でもない。 それでも、どうか読んでみてくれないだろうか？ 俺の…

re･frain【名詞】（詩歌の節の終わりの）リフレイン，繰り返し語句；（発言などの）繰り返し 僕、渡井祐希は中学校で出会った前の席に座るキミ、持田彩加に恋をした。 そして、…

フリーワンライ企画、深夜の真剣文字書き60分一本勝負で書いたものです。 お題は以下のもので一つ以上使用する。 コイにコイ(コイは変換可能 ) 指を掛けたネクタイの先 解いたリボ…

秋から冬にかけて海霧の発生する広島県三原市。その光景は幻想的で情趣的で様々な人の心を掴む。僕は幼い頃その海霧の発生した日に不思議な体験をした。 ※「あなたの街の物語」コンテスト応…

秋の終わりを意識し始める十月末。大学時代からの恋人である航平に誘われ、彼の実家のある広島県竹原市に小旅行をすることになった亜季。 旅先で小さなすれ違いから別行動をすることになり、…