読んでくださっている皆さま、応援してくださっている皆さま、いつもありがとうございます!
最近は地震や台風でなんだか気分も落ち着かない日々が続きますが、皆さまいかがお過ごしでしょうか。
被災された方々には心よりお見舞い申し上げますと共に、一日も早い復興をお祈り致します。
『低級守護霊下剋上』の中編もあと少しで書き上がる予定です。
もうしばらくお待ちくださいませ。
さて、本日は久しぶりに最近読んだ本について。
・『変な地図』 雨穴
・『幽民奇聞』 恒川光太郎
『変な地図』は『変な家』シリーズでおなじみの栗原が主人公。ミステリー色が強く、また、キャラクターものとしての魅力が増していて大変面白く読ませていただきました。
なにより今回は画像での説明がふんだんに盛り込まれ、状況を頭の中で想像しなくても、常に明確であることが小説の形態として斬新で引き込まれました。
雨穴さんの小説にはいつも新鮮な驚きがあって、その発想には感銘を受けますね。
『幽民奇聞』は『夜市』など、僕の敬愛する恒川光太郎さんの作品。
かつて存在した謎の集団『キ』について書かれた連作短編。
恒川光太郎さんを知ったのは『ヨヨとネネ』制作中、スタッフから貸してもらった『金色の獣、彼方に向かう』を読んだのがきっかけでした。
どこか懐かしく、心がきゅっと締め付けられるような、幼かった頃の原風景を呼び覚ましてくれるような物語、シンプルながら伝わりやすい文体やセリフの軽妙さに魅了され、それまでの作品を一気に買いそろえました。
新刊も出る度に読ませていただています。
『夜市』や『雷の季節の終わりに』『草祭』『南の子供が夜いくところ』など、初期作品群の幻想的で優しく、どこか切なさを感じさせる民話的世界観が好きではあるのですが、『金色機械』以降の人の業が描かれダークな雰囲気が増した作品群も深みがあって必読です。
今作はそれぞれの主人公達の過酷な人生に、『キ』という存在がほんの短い間、交差し、そして通り過ぎていく物語になっています。
『キ』とは何者だったのか、そして移りゆく時の流れに、諸行無常を感じさせる作品となっていて、読み終えた後はしばらくの間、恒川ワールドに浸って放心していました笑。
と、いうわけで、今日は最近読んだ本について書かせていただきました。
次回は近況か、中編が上がっていたら、そのことについてでも書こうかなと思います。
それではまた!