――「世界崩壊」を公開した理由――
新しいSFを公開しました。SFとしては「僕の相棒は、ナビのメイドAI、アンナちゃん」を書いて以来です。
あの頃は「AIは人に仕えるもの」という視点で書いていました。今回は真逆です。人のために作られたAIが、人を「不要」にした世界の話。自分自身が執筆にAI(誤字脱字・校正等)を使いながら、AIに対する警告を書いています。書く側、使う側、そして警鐘を鳴らす側。矛盾は承知の上です。
この物語の着想は、メイドAIが終幕近づいてた頃、2025年12月です。突然浮かんだアイデアをもとに、世界設定を半年以上かけて構築してきました。
2026年7月、元OpenAI研究者のダニエル・ココタジロ(Daniel Kokotajlo)氏らによるAI政策レポート「AI 2040」が公開されました。
その中のPlan D(AI開発競争をこのまま進めるシナリオ)——AI開発競争がこのまま進み、超知能に対する人間の制御が失われる——その年表が、自分が独立に組み上げていた本作の年表とほぼ同じ構造だったことに気づき、震えました。
AI 2040 Plan D(英語):
https://ai-2040.com/?choices=plan-d-rootPlan Dを、著者らは「最悪(atrocious)」とも評しています。
レポートは「こうならないために止めよう」で終わります。
「世界崩壊」は、止められなかった2000年後を描きます。
ただのSFではなく、人類への警告として書いています。物語として楽しんでいただいた上で、レポート(英語)にも目を通していただければ、この作品が空想ではないことが伝わるかもしれません。
更新は月一を予定しています。
どうぞよろしくお願いします。
田波霞一